CoinPostで今最も読まれています

学生に仮想通貨教育 米NY新市長が関心示す 決済導入も「慎重に検討」へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「学校で仮想通貨について教育」

ビットコイン(BTC)での給与支払いに関心を示した米ニューヨーク市のEric Adams新市長は7日、学校での暗号資産(仮想通貨)の教育に関心を示した。企業の仮想通貨決済導入についても慎重に検討していくと述べている。

Eric Adamsは民主党所属の次期ニューヨーク市長。以前からビットコインをはじめとする仮想通貨やブロックチェーン技術について肯定的だったが、先週5日にはマイアミのFrancis Suarez市長に続く形で、最初の給与(3ヶ月分)をビットコインで受け取ると宣言している。

関連:次期ニューヨーク市長、給与のビットコイン受け取りを宣言 マイアミ市長に続く

週末にかけて米ニュース番組CNNに出演したAdams氏は市内の仮想通貨決済導入についても以下のようにコメントした。

慎重に検討していきたい。ニューヨークはイノベーションの中心地であるという合図を送りたいと思う。

仮想通貨を説明するのは専門家にとっても難儀だが、グローバルな新たな支払い手段と捉えている。今後は学校システムでもこのような新たな技術、決済に対する新たな考え方についても教育していくべきだと思う。

市長の仮想通貨給与は利益相反?

また、Adams氏が給与支払いをビットコインで受け取ることは利益相反に該当するのではないかという疑念に対しても反応。CNN側はオバマ政権で主席エコノミストなどを歴任したハーバード大学のJason Furman教授は以下のように懸念を示した。

(市長のビットコイン給与支払いは)ニューヨーク市にとって経済的に悪い戦略であるだけではなく、悪い投資判断、そして利益相反としても捉えられる。

市長がアマゾン株の購入を宣言し、アマゾン社に優位な政策を進めるのと同じ行為だ。

このような反対派の意見に対し、Adams次期市長は「どのような技術だったとしても、ニューヨーク市がイノベーションの街であることを保証したい」とコメント。恐れず、どの分野でも前進していくことが人間の精神の真髄であると語った。

また、過去には株式市場の下落などの影響で自身の退職金口座で数千ドル分の損失が受け取った経験を引き合いに、投資にはボラティリティが付き物であるとしている。

現在、米国では連邦政府レベルでの政策は確定していないため、州政府・自治体レベルでの仮想通貨政策が推進する地域が少なくない。ビットコインでの給与支払いに白羽の矢を立てたのは米南部フロリダ州のマイアミ市のFrancis Suarez市長。21年1月頃から仮想通貨での給与支払いに関心を示していた。

関連:米マイアミ市長、市の財務資産にビットコインを組み入れる構想

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のメッセージ、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧