ニューヨークシティコイン、10日よりマイニング始動へ

ニューヨークのシティコイン始動へ

暗号資産(仮想通貨)スタックス(STX)を利用して発行されるシティコインは8日、第二弾プロジェクトとして「ニューヨークシティコイン(NYC Coin)」について、今週から始動する見込みであることを発表した。分散化プロジェクトとして地域貢献を目指す。

ニューヨーク市長選に当選したEric Adams次期市長は先日、ニューヨーク市のシティコインに前向きな姿勢を示した。この声に応じる形で、新たなシティコインとしてニューヨークシティコインのマイニングが早ければ10日より開始される。

シティコインとは

シティコインは、地域(地方自治体)を応援・支援するために発行されたプロトコルで、分散化トークンプロジェクト。第一弾として、今年8月にマイアミコインが非公式でローンチされた。

米マイアミ市ではFrancis Suarez市長から支持の声が挙がったものの、市は「非発行体」であり、公的な提携などの関係性はない。拡散の仕組みがポンジ・スキームに近いとして懐疑的な声もある。

コミュニティが地域のニーズに応じて、調達した資金を地域発展に活用することができるプロジェクトであり、収益の最大30%が市の収入源となる仕組みだ。マイアミコインは、開始直後に約1億円の収益を集め、発足3ヶ月で総額22億円(2000万ドル)以上の資金調達に至っている。

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発表によると、ニューヨークシティコイン(NYCC)のマイニング(採掘)は、米国東時間10日午前11時より開始される予定。マイニングに充てる費用の30%がニューヨーク市のウォレットにいき、70%はNYCCをステーキングするマイナー報酬として配布される。

NYCCのマイニングは、20のウォレットがアクティベーションをシグナルすれば始動する。シティコインではマイニングのアクティベーションのみが可能で、プレセールやICO、プレマイニングなどはできない。

マイアミコインについては、幻冬社とCoinPostの共同YouTubeチャンネルCONNECTVにて、HashHubの平野淳也CEOが詳しく解説している。

ニューヨークが選ばれた理由

ニューヨーク州では、2015年に同州の金融サービス局(NYDFS)がビットライセンス制度を設けるなど、厳しい政策をとった時期もある反面、IT業界の拠点としても成長しているとシティコインは分析。

ベンチャーキャピタルからの出資額は過去10年余りで140億ドル(15兆円)の資金調達に成功したほか、ブルックリンではIT系のスタートアップ企業が356%増加したという。

また、Adams次期市長がマイアミのSuarez市長に続く形で市の独自トークンを発行する「CityCoin」プロジェクトへの支持を示したこともあり、今回実現に至ったと説明した。

同氏はニューヨーク市が再び覇権を握るためには、学校などでも仮想通貨やブロックチェーン技術について教える必要があると述べたほか、「市内におけるビットコインと仮想通貨の普及を止めている要因を探らないと行けない」とするなど仮想通貨に積極的な言動が目立っている。

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また、シティコイン公式HPでは、マイアミコイン、ニューヨークシティコインに次ぐ通貨としてはテキサス州の州都であるオースティン市のシティコインが控えている。

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