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米仮想通貨取引所ジェミナイ、初の資金調達を実施|評価額は8100億円

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

外部から初の資金調達を実施

米国で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するGemini(ジェミナイ)は4億ドル(約457億円)の資金調達を実施したことを発表した。同社の評価額は71億ドル(約8,100億円)に及ぶ。

ジェミナイが外部から資金調達を行うのは今回が初めて。資金調達ラウンドはMorgan Creek Digitalが主導し、10T、ParaFi、Newflow Partners、Marcy Venture Partners、the Commonwealth Bank of Australiaなどが参加している。仮想通貨メディアThe Blockは9月に、ジェミナイが春から資金調達を検討しており、ラウンドのクローズに向けて最終段階に入っていると報じていた。

調達した資金は、分散型のメタバース開発に充てられるという。

関連:「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

創設者のひとり、タイラー・ウィンクルボス氏は、「ジェミナイは熟練の投資家にとっても、初心者にとっても仮想通貨への入り口になっている。このラウンドの投資家は未来に向けた私たちの野心的なビジョンを共有できている。」とコメントした。

メタバース開発に注力

また、キャメロン・ウィンクルボスは今回の発表に際しメタバースが持つ可能性について所見を語った。

今のテクノロジーには、2つの並行した道がある。

フェイスブックやフォートナイトのように、メタバースの一歩手前にある中央集権的な道だ。もう一方は分散型のメタバースであり、より大きな選択、独立性、機会があり、個人の権利と尊厳を守るものであると信じている。

2014年にウィンクルボス兄弟が創設したジェミナイは、仮想通貨取引サービスの提供のほか、ベンチャーファンドの立ち上げやNFT(非代替性トークン)事業にも参入している。

今年1月にジェミナイは、IPO(新規株式公開)を検討していることが報じられていた。

関連:仮想通貨取引企業の上場事例続くか 米GeminiもIPO検討

現在、ジェミナイは仮想通貨取引のほかにカストディやレンディングサービスなども提供、機関投資家などに提供するカストディの預け入れ額は300億ドル(約3.4兆円)を突破している。

傘下のNFTマーケットプレイス、Nifty Gatewayも急激に成長しており、マーケットプレイス上ではこれまで370を超えるアーティストとのコラボレーションを行い、売上は4億2000万ドル(約480億円)を超えているという。

また、仮想通貨版ウィキペディアとされるCryptopediaや、Nifty Gatewayを通した脱炭素化の取り組みなど、仮想通貨の普及・啓蒙活動にも取り組んでいる。

他には、サービスの提供地域も拡大しており2021年度には英国で必要なライセンスを取得したほか、シンガポールでも申請中。今後も新たなマーケットへの拡大を続けていくとしている。

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