WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨は米ドルの優位性に影響しない」米財務省副長官

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「仮想通貨は米ドルの立場に影響しない」

米財務省のWally Adeyemo副長官は先日、暗号資産(仮想通貨)への関心の高まりは、世界的な基軸通貨であるという米ドルの立場には影響しないだろうと述べた。米メディアCNBCが報道した。

Adeyemo氏は、仮想通貨には、米ドルを使わずに、不正に資金を移動させたい人々が悪用できる側面があるとの認識を示した。その上で、世界的に協力して、デジタル資産に関するアンチマネーロンダリング規則の厳密な遵守を促進することで、このリスクに対処できると話した。

また、米ドルの地位は、米国経済の強さが背景にあるとして、次のように語った。

最終的に、世界におけるドルの地位を左右するのは、米国経済への投資に関連して、私たちが行っていく意思決定だろう。人々がドル基盤の経済に関わるのは、彼らがアメリカに投資したいからだ。

つまり、米国が経済を成長させるような政策を行えば、他の国の、米国経済への投資も促進されると意見する格好だ。Adeyemo氏は、インフラ法案も、そうした政策の一例に挙げた。

インフラ法とは

今後8年間で1.2兆ドル(約130兆円)を道路・橋、鉄道、港湾・空港、水道、高速通信網、電力網などの国内インフラへの投資を行う。バイデン政権の経済分野の主要政策の1つ。2021年11月15日に成立。

▶️仮想通貨用語集

他国のデジタル通貨の影響は?

また、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨だけではなく、他国が発行する中央銀行デジタル通貨(CBDC)の影響についても言及している。

CBDC(中央銀行デジタル通貨)とは

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

▶️仮想通貨用語集

米国は近年、選挙妨害疑惑やサイバー攻撃などの理由で、ロシアに制裁を科してきた。仮にロシアが「デジタルルーブル」を発行しても、こうした制裁は有効に働く可能性が高いという。

Adeyemo氏は、ロシア企業が世界で行うビジネスの多くはドル建てで行われていると指摘。米国が経済大国である限り、制裁体制は維持されると述べた。

ロシア中銀のElvira Nabiullina総裁は、2022年初頭に、デジタルルーブルのプラットフォームについて原型を構築し、パイロットテストを行う計画だと話している。

ロシアは、デジタルルーブルを、現金とオンライン決済に加わる、第三の貨幣形態として構想。デジタルルーブル取引には、非常に少額の手数料を課すことも検討している。

関連:デジタル・ルーブル導入のリスクは? ロシア中銀がヒアリング開始

一方で、ロシアのプーチン大統領は10月、石油などのエネルギー資源の国際取引に米ドルが利用される点について「抵抗感はない」としつつ、ロシアに対して米ドルを利用した制裁が続く場合は、「他の通貨で取引を行なわざるを得ない」と言及。

なお、仮想通貨は米ドルに代わる決済手段には現時点でならないとの見解も示していた。

関連:仮想通貨が石油取引の「米ドル」に置き換わることはまだない プーチン大統領がコメント

Adeyemo氏は今回楽観的な見方を示したものの、米国が、他国のCBDCを注視していることはこれまでにも報道されている。特に中国のデジタル人民元に関して、ドルの優位性や制裁に対する潜在的な影響力を把握しようと努めているとされる。

関連:米議員が警鐘「北京冬季五輪でデジタル人民元を米選手に使用させてはいけない」

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を可能にした脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
10:50
ロビンフッドチェーン、手数料払いで取引処理を優先する方式を検討か=報道
コインデスクによると、ロビンフッド・チェーンが手数料を払って特定の取引を優先できる、アービトラムの新方式を検討していると報じた。現在は先着順で処理し、タイムブーストも利用していない。
10:05
ビットコイン上昇継続の条件は? コインシェアーズ分析
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
08:10
スタークネット、L1化を検討|STRKトークンは今週約70%高騰
スタークウェアのベン=サッソンCEOは、スタークネットが量子耐性の実現に向け、独自のレイヤー1化を含む選択肢を検討していると明らかにした。STRKは今週69.2%高騰した。
07:00
世界最大のXRP保有企業エバーノース、12日にナスダック上場へ
世界最大のXRP保有上場企業エバーノースは9日、アルマダとの事業統合を完了した。12日にナスダックで取引を開始する予定。
06:40
ジーキャッシュ、量子攻撃に備える署名命令 公開型アドレスに1月に追加計画
仮想通貨ジーキャッシュの開発者が、量子コンピュータに耐えるハッシュ型署名の検証命令を1月に追加する計画を公表した。有効化日は未定で、発行量の70.4%を占める公開アドレスが対象となる。
06:12
レジャーウォレット、推計136億円超流出か 東南アジア販売店に販売停止要請
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のレジャーは9日、東南アジアの購入者から資金を失ったとの報告を受け、販売店クリプトビリスに販売停止を要請した。調査者の1人は流出額を8,600万ドル超と推計したが、レジャーは流出額と原因を調査中。
05:50
ベッセント米財務長官、約10億ドルのイラン仮想通貨を今週にも押収と発言「所在は把握」
ベッセント米財務長官は8日、10億ドル相当のイランの仮想通貨を今週にも押収する可能性が高いと明かした。押収対象の銘柄や方法は明らかにしていない。米政府関連のウォレットは今週、2,440億円相当を移動した。
05:00
サム・アルトマン氏出資のビットコイン生保、60億円相当調達 富裕層で需要増
世界初のビットコイン建て生命保険会社ミーンワイル(Meanwhile)が、ベイン・キャピタル・クリプト主導で3750万ドルを調達した。累計調達額は1.8億ドルを超え、アジア・欧州・中東の富裕層向け需要の拡大が背景にある。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧