2例目の非承認
米SEC(証券取引委員会)は1日、WisdomTree社が申請した現物ビットコインETFに対して、非承認という判断を下したことがわかった。11月のVanEckの非承認に続く2例目だ。
非承認の理由に関しては、11月12日にVanEckの申請を非承認する際の理由と同じで、「相場操縦や詐欺行為を防ぎ、投資家の利益を守るための要件を満たしていない」と指摘している。
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WisdomTreeが申請の手続きを開始したのは今年の3月。VanEckに続く2例目になったことから、SECが現在審査している10件以上の現物ビットコインETFも非承認の結果になる可能性が高いと予測されている。
次に最終判断が予定されるのはKryptoin社のETFで、12月17日前後になる。
先日、ビットコインETFの申請企業の1つであるグレースケールはETFの審査を巡って、SECがビットコイン先物ETFを承認したにもかかわらず現物ETFを依然として承認しないことが「行政手続法」に違反しているとの苦情をSECに申し立てた。