複数銘柄の指数
米資産管理会社WisdomTreeとRitholtz Wealth Managementは3日、投資アドバイザー向けに暗号資産(仮想通貨)指数ファンドを提供することを発表した。
WisdomTreeはETFやETPのスポンサーで、仮想通貨ETPなどの金融商品も提供している。今週、同社は欧州で4つの仮想通貨ETPをローンチした。同社の運用資産は8.5兆円に及ぶ。
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Ritholtz Wealth Managementは米国で登録された投資アドバイザーで、クライアントに資産クラスの配分や投資銘柄・ポートフォリオの比重などについて助言したり、顧客に代わって直接運用するサービスを提供している。運用資産は2,000億円を超えている。
両社が今回新たに提供する仮想通貨指数「RWM WisdomTree Crypto Index」は、ビットコイン(BTC)に36%、イーサリアム(ETH)に20%、残りの44%は11銘柄に4%ずつ配分するという。
11の銘柄は、決済システムやスマートコントラクトを含むレイヤー1のネットワーク、レイヤー2プロトコル、オラクルネットワーク、DeFi(分散型金融)、仮想通貨指数サービス、およびメタバース(仮想空間)の分野から選出されるものだ。
また、銘柄の投資については米仮想通貨取引所Geminiが取引及びカストディサービスを提供する。
Ritholtzのリサーチ責任者Michael Batnick氏は発表で、「デジタル資産、ブロックチェーン、DeFi、メタバース、Web3.0技術の大量採用の機運は成熟した」とコメントした。
投資アドバイザー向けの仮想通貨投資商品は現在増えつつある。WisdomTreeのほか、米保険大手MassMutual傘下のフィンテック企業Flourishは2日、投資アドバイザー向けにイーサリアムの投資サービスを提供することを発表した。
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