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ユニセフがNFTコレクション「Patchwork Kingdoms」発表 子どもの支援活動に活用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界でオンライン学習の機会を促進へ

国際連合児童基金(ユニセフ)は10日、創立75周年を記念して、1,000個のNFT(非代替性トークン)をリリースすることを発表した。これにより集まった資金を、世界中で、学校のインターネット接続を促進することに充てる計画だ。

具体的にNFT販売による収益は、「Giga」など、ユニセフ・グローバル・イノベーション・オフィスの様々な取り組みに充てられるという。「Giga」は、低軌道衛星、機械学習、ブロックチェーンなどの新技術を用いて、世界中のすべての学校にインターネット接続を提供することを目指すプロジェクトだ。

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

今回のNFTコレクションは、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを活用して作成するもので、ユニセフが直接販売する。

「あらゆる手段を活用して子どもたちを支援」

ユニセフのHenrietta Fore事務局長は、次のように述べた。

より多くの子どもたちに支援の手を差し伸べ、より良い世界を作るために投資するには、あらゆる手段を活用する必要がある。新たな資金調達の方法もその中の一つだ。

ユニセフ初のデジタルトークン・コレクションは、デジタル格差を解消し、すべての若者がインターネットにアクセスできるようにするためにユニセフが行う、世界的な取り組みをサポートするだろう。

また、世界中にいる約29億人(内、約13億人の子どもたち)はインターネット接続が得られず、オンラインで得られる豊富な情報や機会から切り離されていると状況を説明し、改善の必要性を訴えた。

NFTコレクション「Patchwork Kingdoms」

NFTコレクションは、「Patchwork Kingdoms(パッチワークの王国)」と題されており、米NFT関連サービス企業Snowcrash Labs社と、デジタルアーティストのNadieh Bremer氏が協力している。

このNFTの上半分の「王国」は、インターネット接続環境を持つ学校を表しており、一方、下半分に反射像のように描かれている構造はインターネット接続がない学校を意味している。

Gigaプロジェクトにおける、世界の学校のインターネット接続性に関するライブマップからヒントを得たもので、21カ国28万校以上の学校のデータが組み込まれているという。

コレクションは2022年1月から正式に販売開始予定。事前登録者にはプレセールも予定されており、購入にはメタマスクなどイーサリアムのデジタルウォレットが必要である。

ユニセフは、以前から子どもの支援活動のために、仮想通貨を活用する可能性に注目してきた。

2019年10月には、ユニセフ仮想通貨基金(UNICEF Cryptocurrency Fund)を設立し、仮想通貨による寄付の受け入れや、その寄付金を助成に利用できる仕組みを整えている。この基金には、イーサリアム財団など、多くの仮想通貨企業も寄付を行ってきた。

関連:ユニセフNZ、仮想通貨取引所Bybitと提携 ビットコインで寄付実施へ

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