CoinPostで今最も読まれています

米信用組合監督庁、仮想通貨売買サービスの提供を許可

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米信用組合が仮想通貨サービス提供可能に

米連邦規制当局の信用組合監督庁(NCUA)は16日、監督下にある信用組合(クレジットユニオン)が暗号資産(仮想通貨)の売買サービスを顧客に提供することを許可した。

NCUAは米連邦の独立機関で、連邦預金保険公社(FDIC)とともに米国の預金機関の預金者に預金保険を提供している。NCUAの監督対象は連邦レベルの信用組合で、FDICの監督対象は市中銀行と貯蓄預金機関だ。信用組合は組合員が所有する金融関係協同組合のことを指す。

NCUA(米信用組合監督庁)

英語でThe National Credit Union Administration。米国の預金取扱機関の預金者に預金保険を提供する機関。米国議会によって設立された独立した連邦機関で、米国内の信用組合に対する規制・監督を行い、その安全性と健全性を維持している。

▶️仮想通貨用語集

今回の発表では、NCUAは信用組合とデジタル資産プロバイダーとの関係構築について明確なガイダンスを提供することを目的としており、「NCUAが規制する信用組合が仮想通貨のサードパーティサービスプロバイダーと提携し、顧客に仮想通貨の売買・保管サービスを提供することが可能になった」と説明した。

NCUAのKyle Hauptman副会長はCoinDeskの取材で、「現在、多くの顧客資金は信用組合から仮想通貨取引所に流れている。しかし顧客は主要な金融機関から仮想通貨市場にアクセスすることを望んでいるのだ」、「我々規制者が信用組合が新興技術を採用するのを阻害するべきではない」と説明し、サービスの一元化の重要性を強調した。

今年の7月に、NCUAがDeFi(分散型金融)やブロックチェーン技術がどのように信用組合のビジネスモデルに影響を与えうるか「提案依頼書」を公表した背景がある。なお、国法銀行の規制者である通貨監督庁(OCC)は以前、仮想通貨企業が銀行サービスを提供できるようになるライセンス制を導入していた。

関連米信用組合監督庁、分散型台帳技術やDeFiについて情報提供を呼びかけ

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
17:32
ステーブルコインとマネーマーケットファンドの取り付け騒ぎとは?
米ニューヨーク連邦準備銀行はステーブルコインにおける資産逃避リスクに関するレポートを発表した。シリコンバレー銀行破綻の際の事例などを分析している。
14:35
米議員ら、SECゲンスラー委員長に現物ビットコインETFの承認を要請
米国の超党派議員らは米証券取引委員会ゲンスラー委員長に書簡を提出。現物ビットコインETFの上場をただちに承認するよう要請している。
13:30
ブラックロックなど大手運用会社、ビットコイン・マイニング投資が増加
世界の巨大資産運用会社であるブラックロック、バンガード、ステート・ストリートが、ビットコインマイニング市場での影響力を強めつつある。特にBlackRockは2020年から米マラソン・デジタル・ホールディングスへの投資を増加し続けている。
12:57
米パンテラキャピタル、Web3業界の報酬水準について調査結果を発表
米仮想通貨ファンド大手Pantera Capitalは、Web3業界の報酬調査結果を公表した。透明性を高めることで、新たな才能をエコシステムに呼び込み、イノベーションの促進を図るというのが、その動機だという。
12:25
SECがビットコインETFの審査判断を来年1月まで延期、BTC取引量は6年ぶり低水準
長期金利上昇や米政府機関の閉鎖リスクなど不確実性が高まり米株指数が続落する中、暗号資産(仮想通貨)市場では、Ark Investと21 Sharesが申請中のビットコインETF審査判断が2024年1月まで延期された。
11:05
Celestia、58万アドレスへのエアドロップで初期参加促す
モジュラー型ブロックチェーンCelestiaは、独自トークンTIAを配布する計画を明らかにした。エアドロップを通じてイーサリアムとコスモスエコシステムのアクティブユーザーの関与を促進するねらい。対象アドレスは約58万件に及ぶ。
09/26 火曜日
17:16
L2「Base」、取引数急増の背景とその重要性とは?
コインベース支援のL2「Base」がトランザクション数で競合のArbitrumとOptimismを上回った。新興のソーシャルファイ「Friend.Tech」の影響と、各プラットフォーム及びイーサリアム保有者にもたらす利点を探る。
15:17
テザー社、シンガポールにおけるUSDTの規約変更に関する噂を否定
テザー社のパオロ・アルドイノ氏は、シンガポールにおけるUSDTサービス停止に関する噂を否定した。利用規約は数年前に変更されたものだとしている。
13:21
Arbitrum、83億円相当のARBをDAOの財源へ
仮想通貨イーサリアムのL2アービトラムは、ARBのエアドロップ未申請分83億円相当をArbitrum DAOの財源に割り当てたことを発表。数量は6,944万ARBで、初期発行量の0.69%相当である。
13:14
JCBAがIEO制度改革案を公開、企業の資金調達推進へ
一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)は、IEO制度の健全化を目指す自主規制改革の初期案を公開した。価格の安定性向上と制度の運用方法の改善を目指し、関係者のロックアップ制度の確立、流動性の確保、公募価格の算定方法の多様化、及び安定操作の整備が挙げられている。
12:54
米SEC、破綻したセルシウスの資産分配についてコインベースの役割に異議
米証券取引委員会は、破綻した仮想通貨融資企業セルシウスの資産分配について、コインベースが果たす役割に反対する文書を提出した。
10:06
Friend.techコード活用のソラナ「Friendzy」急拡大
「Friendzy」は、ソーシャルファイ分野で注目を集める分散型アプリ「friend.tech」の類似技術を利用しており、ソラナエコシステム内で活況を呈している。週間取引量は1.36億円に達し、市場を牽引するfriend.techの半分近くに迫る勢いだ。
08:30
HTX(旧Huobi)、ETH12億円相当が不正流出
仮想通貨取引所HTX(旧Huobi)のアドバイザーであるジャスティン・サン氏は、HTXからイーサリアム12億円相当が不正流出したと発表。ユーザーの資産は安全であると説明している。
09/25 月曜日
21:35
5000BTC以上ビットコイン買い増し、米マイクロストラテジー
米マイクロストラテジーは新たに1.47億ドルのコストで5,445 BTCの仮想通貨ビットコインを取得した。
20:14
三菱UFJ信託銀行、バイナンスジャパンと協業で新たなステーブルコイン検討へ
三菱UFJ信託銀行は、バイナンスジャパンとステーブルコイン発行・管理基盤「Progmat」の協業により、円建てやドル建てを対象とした新たなステーブルコインの共同検討を開始することがわかった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧