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ジャスティン・サン氏、トロンの第一線を退く意向

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トロン創設者が今後の計画を発表

暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)の創設者ジャスティン・サン氏は17日、カリブ海の島国グレナダの世界貿易機構(WTO)常駐代表に任命されたことを発表した。

リーダーとして積極的にトロンに携わることはやめるが、コミュニティのメンバーとして、トロンブロックチェーンの発展を推進していく意向に変わりはないという。自分がリーダーとして主導しなくても、トロンのネットワークは分散化し、自律分散型組織(DAO)として機能するようになったと説明している。

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略で、自律的に機能する分散型組織を指す。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営・管理が行われる。

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サン氏は17日にトロンのコミュニティに宛てた書簡を公開。その中でトロンの分散化について触れ、WTO常駐代表になることを説明した。

トロンは2018年にメインネットをローンチ。その後は、コミュニティのためにDAOを確立するというミッションを遂行したという。2021年7月にはトロン財団を解散し、トロン財団のノードである「justinsuntron」、「BitTorrent」、「µTorrent」も、今月にブロック作成者(super representative)の役割を退いたとしている。

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サン氏によればトロンのブロックチェーンは現在、1日に100億ドル(約1兆円)超のトランザクションを日常的に処理するまでになり、ブロックチェーン業界の市場価値も2.2兆ドル(約250兆円)に達したと指摘。ブロックチェーン業界の市場価値は、企業としてトップであるアップル社の時価総額を抜く日も近いと主張した。

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業界が目指す次の到達点

そこまで仮想通貨・ブロックチェーン業界が成長した今、業界が次に目指すのは、世界の規制当局と調和した関係を構築することだとサン氏は主張。世界秩序の基本は国家だとし、本当の意味で分散化された金融インフラを完成させるには、ブロックチェーン業界が各国から正当な評価を受けるようにしなくてはならないと指摘している。

そんな中、サン氏は最近、グレナダからWTO常駐代表就任の依頼を受けたという。今後は、スイスのWTOに常駐し、グレナダや発展途上国の利益のために働くことに加え、ブロックチェーン業界やデジタル経済が発展するように推進していくとした。

サン氏はWTOにブロックチェーン技術の価値を認識してもらうことは業界にとって重要であると説明。そして、以下のように書簡を結んだ。

 

私は、ブロックチェーン技術は、全ての人々が利用可能な分散型の金融インフラを構築できると信じている。

 

それはもはや時間の問題だと考えているが、我々はできるだけ早く構築を実現できるように努めなくてはいけない。

ツイッター上では、バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)やテザー社のPaolo Ardoino最高技術責任者(CTO)らが、サン氏のWTO常駐代表就任を祝福している。

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