はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン市場のRSI、過去2年間で最低水準に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

米連邦公開市場委員会(FOMC)を25,26日に控え金融市場の様子見基調強まっている。発表前後にボラティリティ(価格変動性)上昇が懸念されるためだ。

歯止めの掛からぬ物価高など国民生活に影響を及ぼす中、インフレ抑制の観点から今年3月の早期利上げ開始観測が強まる。

一方、金融引き締めは景気減速を招くとの見方から、金融緩和の恩恵で大きく値上がりしてきたグロース株からの資金抜けが目立っている。株式市場における個人投資家の信用維持率がさらに毀損すれば、強制決済や追証回避売りなどが相次いでオーバーシュートした20年3月のコロナ・ショック時同様、相場のさらなる下押し圧力となりかねない。

ビットコイン価格は24日、前日比+0.94%の403万円(35,395ドル)と微反発した。

BTC/USD日足

相場の過熱感を示すRSI(相対力指数)は、2年前のコロナ・ショック以来の最低水準に達するなど売られすぎシグナルが出ており、短期的な反発も見受けられる。

RSI推移

データサイトCoinglassによると、過去3日間で15億ドルを超えるビットコインのポジションがロスカット(清算)された。前週比-19%もの下落幅は21年5月以来。

Coinglass

現時点では週足・月足を含め下落トレンドの真っ只中にあり、シビアな局面が続く。仮想通貨市場と米国株式市場の相関係数(連動性)が高まる中、グロース中心に構成される「ナスダック100指数」が過去最高値から-10%超でようやく調整局面入りといった高値圏にある点も気がかりだ。

ナスダック100指数

これに対してビットコイン価格は過去最高値からの下落幅-50%超に達しており、ナスダック市場が崩壊した場合にどこまで持ち堪えられるかどうか懸念される。

21年5月の暴落を予想したDave the Wave氏は、三尊天井からの下落幅を見越したワーストシナリオとしては、30,000ドル水準を割り込み、25,000ドル水準までの下落もあり得るとの見立てを示した。

Dave the Wave

仮想通貨プラットフォームAllnodesの最高責任者であるKonstantin Boyko-Romanovsky氏は、「伝統金融市場(株式市場)との相関性の高まりは、企業への導入が進んでいる証でもある。ブロックチェーン技術がさらに発展するにつれ、投資家に確信を与えるはず」と述べ、前向きな兆候も見受けられるとした。

FOMC通過でパウエル議長講演内容が市場想定の範囲内であれば、下落が一服し相場は落ち着きを取り戻すとの見方もある中、金融マーケット全体が様子見ムードの様相を呈している。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。
07:25
仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。
06:55
リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧