Web3に本腰
大手動画共有プラットフォームYouTubeは、Web3.0(分散型ウェブ)事業を率いるディレクターを募集開始したことが明らかになった。メタバース(仮想空間)進出の本格化と見られる。
4日前からLinkedinにディレクターの募集ページが掲載されており、「YouTubeにおけるWeb3.0のロードマップ、ヴィジョン、戦略を定義し実行する役目」と記述されている。
応募条件については、15年以上のプロダクトマネージメント経験、及びインターネット消費者プロダクトにおける経験を求め、「仮想通貨、NFT、トークン等の売買・保有の経験」を持つ人物を優先的に選考するとしている。また、仮想通貨、ブロックチェーン、コンセンサスメカニズム、NFT、その他のWeb3.0技術に対する理解と専門的知識も条件になっている。
YouTubeのNeal Mohan最高製品責任者(CPO)は先週、発表された2022年のサービスのロードマップでも、Web3.0の可能性に言及。クリエイターのコンテンツ検証や収益化にNFTを利用したり、YouTubeの体験をより「実体感のある」ものとするためにメタバース(仮想空間)を導入する意欲を示した。
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