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欧州議会、仮想通貨規制案にPoW銘柄禁止を盛り込む可能性=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

PoW基盤の仮想通貨を禁止か

欧州議会に提出された、暗号資産(仮想通貨)規制案「MiCA」(=Regulations on Market in Crypto Assets)の最終草案に、ビットコインを禁止する提案が含まれているようだ。ドイツの仮想通貨メディア「BTC-ECHO」が23日、同社が入手した、欧州議会・経済金融委員会の資料から明らかになったと報告した。

BTC-ECHOによると、欧州議会は「環境的に持続不可能なコンセンサスメカニズム」を基盤とする仮想通貨サービスの提供を禁止する方針を打ち出したい模様。PoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しているビットコイン(BTC)などの仮想通貨がその対象となる。

PoW(プルーフオブワーク)とは

PoWとは、コンピューターで計算(マイニング)を行うことによって、ブロックを新たに承認・生成するコンセンサスアルゴリズムのこと。

▶️仮想通貨用語集

経済金融委員会のStefan Berger委員長(独ドイツキリスト教民主同盟:CDU)は、独社会民主党(SPD)と緑の党、左派党がビットコインの禁止を強く推し進めたとBTC-ECHOのインタビューで語った。Berger氏は、この提案が承認される可能性は「非常に高い」と考えているようだ。

なお、SPDと緑の党の両党首は、以前からビットコインの違法化を支持する姿勢を見せていた経緯がある。

欧州議会は28日に、最終草案の決議を行う予定。

MiCAとは

MiCAは、欧州連合(EU)加盟国全域を対象とする包括的な仮想通貨規制案で、2020年9月に欧州委員会(EC)が提案。欧州の仮想通貨市場の制度化促進を目指すもので、成立後には、現在EU各国で解釈の異なる既存の仮想通貨規制に取って代わることになる。

MiCAは、欧州における統一された仮想通貨の法的基盤となるわけだが、法律として成立するまでには、欧州議会と欧州理事会(EU加盟27カ国の首長と欧州委員会委員長で構成)との協議が必要となる。

欧州理事会は昨年11月末、欧州議会とMiCAに関する迅速な合意に達することを望むとの声明を発表している。

関連:欧州理事会、EUの仮想通貨規制案について公式見解を採択

長年、EUと関連機関のアドバイザーを務めるJonas Frederiksen氏は、おそらく欧州議会と理事会の交渉は、2022年6月末までに完了する可能性があると見ている。そのため、MiCAの内容を変更したいのであれば、「今すぐにEU関係者に働きかける」ロビー活動を行うよう、仮想通貨支持派へ呼びかけている。

ビットコイン条項は致命的

ドイツ連邦議会予算委員会のメンバーで、昨年MiCAガイドラインの変更を要求したFrank Schäffler議員は、MiCAの新たな草案を「致命的」であると主張し、ドイツ政府と財務大臣が阻止することを期待していると述べた。

また、業界団体「Blockchain for Europe」のRobert Kopic氏は、ビットコインに関する条項が「欧州を不利にする」可能性があるとしている。

これは、欧州を、そしてグリーンマイナー(環境に配慮したマイナー)を不利にするものだ。彼らは海外に移住することになり、欧州がビットコインの地政学的アクセスを失うことにつながるだろう。

Berger委員長は、欧州理事会はビットコイン禁止の経済的な影響を考慮し、MiCAの評価を下すことになるだろうと述べている。

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