はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン前日比10%高、仮想通貨市場は反発

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場は全面高

3月1日の暗号資産(仮想通貨)市場でビットコイン(BTC)は一時、前日比10%高を記録。ロシアに対する制裁発動を受け、国外資産移転で優位性のある暗号資産への注目が高まった。

ウクライナとロシアの代表団は現地時間28日、ベラルーシ南東部で初の停戦協議を終了。ロシア軍の撤退を求めるウクライナ側とウクライナの非武装化と中立化を求めるロシア側との合意は至らなかったが、近日再協議することが決まった。

しかし、ロシアに対する米欧の経済制裁の影響を受け、為替市場ではルーブルが対ドルレートで1ドル=110ルーブル台と最安値を更新。ロシア経済に広がる混乱から、国内資産を他資産へ変えようと試みる動きが活発になっている。

また、ロシア侵攻後のウクライナ政府による外貨引き出し制限の影響を受け、同国でもビットコイン需要が高まっている。BTC-UAHマーケットは28日時点でグローバルマーケット比で6%高いプレミアムを記録。ビットコイン・ステーブルコインの取引高も急増した。(Kaikoデータ)

関連:米財務省、仮想通貨をロシア政府への制裁リストに追加

仮想通貨データサイトSantimentによれば、ロシアによるウクライナ侵攻の開戦後、BTC価格は最も上昇しており、過去16ヶ月間で最もセンチメントが悪化していた直後に反発した格好だ。

また、投資企業Lyn Alden Investment Strategy社の創設者であるLyn Alden氏は、ウクライナ情勢の懸念を受け乱高下していた金融市場とは対照的に、リスクオフ資産として注目度が高まっていたゴールド(金)と反比例したと指摘。地政学的に重要な1週間でこれが起きたのは特筆すべきだとコメントした。

アルト市場も全面高を見せており、上位銘柄ではイーサリアム(ETH)やテラ(LUNA)、アバランチ(AVAX)の高騰が目立つ。

大口アドレス急増

オンチェーンアナリストのDylan LeClair氏は直近数週間にかけて1,000BTC以上を保有するアドレス数が急増していると指摘。

アドレス数の増加は必ずしも買いを示すものではなく、一人の大口ユーザーが保有する仮想通貨を複数のアドレスに分散している可能性があるとしつつ、ウクライナ情勢を巡る資本逃避が加速化する中では重要な動きであると考察した。

一方で、大口投資家(クジラ)による買い増しはオンチェーンデータ上からも確認されており、2月13日以降10,000BTC以上を保有するアドレスも増加傾向を続けている。

関連:ビットコイン保有アドレス数は過去最高更新、急落相場も一部クジラは買い増し継続

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/06 木曜日
16:25
ソラナ特化型戦略企業「SOLプラネット」が設立される
ソラナブロックチェーンに特化した戦略企業「株式会社SOLプラネット」が2025年11月4日に設立。外資系金融出身の野坂幸司氏がCEOを務め、企業向けにコンサルティングからインフラ構築まで一貫したサービスを提供する。
15:57
イギリス・カナダが米国に追随、ステーブルコイン規制を推進
イギリスとカナダが相次いでステーブルコイン規制計画を発表。イングランド銀行は米国と足並みを揃えた規制枠組みの導入を表明し、カナダも法定通貨担保型発行者への規制強化を打ち出した。
13:50
仮想通貨「最後の1000倍成長チャンス」はプライバシー分野、ゼロ知識証明技術が実用化された今が転換点
ソラナHeliusのMert Mumtaz CEOは、仮想通貨ではプライバシー領域が最後に残った課題であり、市場が未開拓であるため、「最後の1000倍」であり、大きなチャンスが期待できると主張した。
13:30
新規レイヤー1「モナド」、11月24日にメインネット稼働へ
モナド財団が11月24日にメインネットをローンチすると発表。毎秒1万件のトランザクション処理とEVM互換を実現する次世代レイヤー1ブロックチェーン。総額2億4000万ドルを調達し、約23万人へのエアドロップも実施。
13:20
仮想通貨が他のリスク資産に遅れを取っている理由は? 最新市場分析
大手マーケットメイカーのウィンターミュートが仮想通貨市場の最新レポートを公開した。ビットコインなどのパフォーマンスが株式など他のリスク資産より低迷している理由を分析している。
13:00
ソラナ・カンパニーが最大153億円の自社株買いを承認、仮想通貨財務企業の戦略転換が加速
ソラナ保有企業のソラナ・カンパニーが最大1億ドルの自社株買いプログラムを承認した。仮想通貨財務企業による株価対策が広がっている。
11:46
仮想通貨反発でビットコイン10万ドル台回復、トランプ大統領の「米国をビットコイン大国に」宣言再び
ビットコインが102,900ドルに反発も週初来7%安の下落基調。イーサリアムは7.6%高で市場をアウトパフォーム。トランプ大統領が「米国をビットコイン超大国に」と改めて宣言。政府閉鎖長期化で仮想通貨規制の進展に懸念も。
11:10
ウィズダムツリー、チェーンリンクと提携 ファンドデータをオンチェーン化に
ウィズダムツリーがチェーンリンクと提携し、トークン化プライベートクレジットファンドCRDTのNAVデータをブロックチェーン上に記録。機関投資家のDeFi参入を促す新たな取り組み。
10:50
ビットコイン財務企業FUTURE、下落相場も約53億円を資金調達
スイスの仮想通貨ビットコイン財務企業FUTUREは、約53億円の資金調達を完了したことを発表。出資者や支援者に著名な企業や人物が名を連ねており、今後の事業展開に注目が集まる。
10:05
仮想通貨企業戦略に暗雲、イーサリアム急落でトム・リーのビットマイン社が2600億円の含み損に
イーサリアムが3400ドルを下回り、トム・リー氏率いるビットマイン社は17億ドルの含み損を計上。企業による仮想通貨保有戦略の見直しが進んでいる。
09:45
ロビンフッド決算報告 仮想通貨取引収益が4倍に成長
投資アプリ「ロビンフッド」の2025年7~9月期決算を報告した。ビットコインなどの仮想通貨取引収益が前年比4倍増を記録し、予測市場も拡大中だ。
08:45
キリフダ、企業の売掛債権に1万円から投資できるトークン化債権サービス開始へ
キリフダは企業の売掛債権に1口1万円から投資できるトークン化債権マーケットプレイス「おカネのこづち」を年内公開する。企業の資金繰り支援と個人投資家の社会貢献ニーズを結びつけるプラットフォームだ。
07:55
フランクリン・テンプルトン、香港初のトークン化MMF運用開始
金融大手フランクリン・テンプルトンは香港でトークン化された米ドル建てマネーマーケットファンドを開始した。ルクセンブルグ登録で短期米国債を裏付けとし、香港金融管理局のフィンテック2030計画下での初の取り組みとなる。
07:15
S&P指数をオンチェーン化、ディナリとチェーンリンクの提携で
ディナリ社はチェーンリンクと提携し、S&Pデジタルマーケッツ50指数をオンチェーンで検証可能にする。米国株35社と主要仮想通貨15銘柄で構成される初のトークン化ベンチマークが第4四半期にローンチ予定だ。
06:50
「米政府はCZ氏の恩赦を精査済み」ホワイトハウス報道官が妥当性強調
米報道官は、トランプ大統領による仮想通貨取引所バイナンス共同創設者CZ氏への恩赦ついて会見で質問に応じた。徹底的に精査した上で判断を行なっていると妥当性を強調している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧