クジラ利用のLidoに出資
米大手ベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz(a16z)」は4日、仮想通貨イーサリアム(ETH)などのステーキングソリューションを提供するLido Financeに、80億円を投資したことを発表した。
Excited to share that @a16z has invested $70M in @LidoFinance, one of the easiest ways to stake ETH and other PoS assets, and we used Lido to stake a portion of our ETH holdings on the Beacon chain. More from @DarenMatsuoka & @_PorterSmith: https://t.co/vc2tzDJ3mS
— cdixon.eth (@cdixon) March 3, 2022
Lidoは2020年にローンチされたプラットフォームで、イーサリアム2.0(合意レイヤー)のステーキングを主に提供。Lidoでイーサリアム2.0のステーキングを行うユーザーは代替トークン「stETH」が付与され、およそ2年のロックアップ期間から流動性が解放される。stETHトークンはステーキングされたETHとは1:1の価値が保たれており、複数の主要取引所でも取引されている。
また、イーサリアム2.0のステーキングを自身のノードで運用する場合、最低32ETH(1,000万円)を用意する必要があるが、Lidoでは少額からでも利用できるメリットがあるという。
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現在、Lido上のイーサリアム2.0のステーキング数は約6,800億円に達している。機関投資家やクジラ(大口投資家)からの高い需要が見られる。
また、Lido Financeはイーサリアム2.0だけでなく、テラ(LUNA)やソラナ(SOL)、クサマ(KRM)のステーキングサービスも提供している。
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a16は今回の出資について、Lidoは今後イーサリアム2.0における分散型ステーキングソリューションの普及を促進していくと説明。また、同社もLidoを利用し保有のETHをステーキングしていることを明かした。
Lidoが前回調達を行ったのは2021年5月で、ParadigmやThree Arrows Capital、Alameda Researchらから84億円を調達した。