ドバイの仮想通貨規制本格化へ
ドバイ政府は9日、暗号資産(仮想通貨)のライセンス制に特化した新たな政府機関を発表した。
新たな機関はDubai Virtual Asset Regulatory Authority (VARA)というもので、ドバイ世界貿易センター(DWTC)の関連機関としてアラブ首長国連邦(UAE)で運営する仮想通貨サービスプロバイダーのライセンス発行やコンプライアンス体制監督などを担当。
VARAによる事業者ライセンスは仮想通貨取引所やカストディ企業や資産管理会社などをカバーし規制する。
ドバイ世界貿易センターは昨年12月、同特区内で仮想通貨を取り扱う包括的な区域および規制機関となることを発表した。
バイナンスがライセンスを申請
仮想通貨取引所バイナンスはVARAのライセンスを取得するために申請を行なっているようだ。ブルームバーグが情報筋の内容として報じた。
バイナンスは昨年12月、ドバイがグローバルな新しい仮想通貨エコシステムを構築する計画を支援するために、ドバイ世界貿易センター庁と覚書(MoU)を締結した背景がある。
また、CEOのCZ氏は上述のVARAの立ち上げを受け、SNSで「明白な規制は極めて重要だ。ドバイのこの新たな仮想通貨規制法は飛躍的な一歩となる」とコメントした。
Regulatory clarity is so important. This new virtual asset law in Dubai is a great step forward. https://t.co/qIMFjMiSUv
— CZ 🔶 Binance (@cz_binance) March 9, 2022