アフリカにも上陸
大手グローバル暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは16日、アフリカの金融企業Aza Financeと提携し、アフリカ大陸に向けてWeb3.0やデジタル通貨の普及を拡大することを発表した。
AZA Financeはケニヤ発のフィンテックスタートアップで、アフリカ10ヵ国でFXや決済サービスを提供。今回の提携で、FTXはアフリカ国々の法定通貨建ての仮想通貨取引および法定通貨の入出金サービスを提供することを計画。
また、両社は今後インフラを構築し、Web3.0や仮想通貨に関する教育資源を開発し、アフリカ大陸でWeb3.0を普及させていくとしている。
AZA FinanceのElizabeth Rossiello CEOは発表で「フィンテックの業界で長年サービスを提供してきた私たちは、Web3.0経済の次世代ユーザー、クリエイター、開発者は間違いなくアフリカ人だと考えている」とコメントした。
FTXは直近、グローバルの事業展開を加速させている模様だ。今月上旬に欧州部門FTX Europeを立ち上げてキプロスで運営ライセンスを取得。今週はFTXドバイ支部を設立することおよびアラブ首長国連邦・ドバイ仮想通貨規制当局(VARA)から仮想通貨ライセンスを取得したことを発表したばかりだ。
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