CoinPostで今最も読まれています

ブロックチェーン企業Socios.com、米NFLの13チームと提携へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Socios.com、米アメフト13チームと提携

スポーツ業界をメインにブロックチェーンソリューションを提供するSocios.comは14日、米アメリカンフットボールのプロリーグ「NFL」の13チームと提携することを発表した。

アトランタ・ファルコンズ、ボルティモア・レイブンズ、シカゴ・ベアーズ、クリーブランド・ブラウンズ、ロサンゼルス・チャージャーズを始め、13のチームと複数年のマーケティング契約を結んだ格好だ。

なお、現在NFLが設けている制限のために、ファントークンの発行は契約に含まれていない。

ファントークンとは

各チームから提供されるトークン。ファン向け機能の使用権利や投票への参加権利を保有者に対して付与するために発行される代替可能なデジタル資産を指す。Socios.comなどが主にスポーツチームに提供している。

▶️仮想通貨用語集

ファンとスポーツチームの交流を強化

パートナーシップはチームごとに結ばれており、詳細で提供するイベントなどが異なっているが、Socios.comは主に、ファンへの懸賞付与、デジタルファン投票、ソーシャルメディアコンテンツ、スタジアムのサインボードなどの面でサービスを提供していく見込みだ。

例えば、クリーブランド・ブラウンズの企業パートナーシップ責任者を務めるDavid Safer氏は、提携について次のように話した。

ブラウンズとSocios.comは、ファンに、チームと関わるための方法を一年中提供していくという点で同じ情熱を持っている。チームが拠点とするオハイオ州北東部や、その他地域に住むファン全員と交流するための新しい方法を見出していきたい。

Sociosは、イタリアのプロサッカーチーム「ユベントス」のトークンを始め、様々なスポーツチームのファントークンを発行してきた。トークンは、イーサリアム(ETH)のブロックチェーンから分岐したチェーンで発行されている。市場で取引可能で、チームの決定に関する投票や、限定景品などの特典も付与される。

関連:名門クラブが続々参入 「チリーズやフィナンシェ活用」ファントークンの発行事例まとめ

ただ、今回の提携でファントークンの発行は行われない見込みだ。

CNBCによると、NFLは3月、チームがブロックチェーン企業と3年間の限定スポンサーシップを結ぶことを認めたが、ファントークンによるプロモーションは禁止している。これについて米国では、証券法がファントークンの発行を難しくしているとの見方もある。

NFLの消費者向け製品責任者Joe Ruggiero氏は、「私達はブロックチェーン技術に極めて強気だ。イノベーションを起こし、今後10年間のファンエンゲージメントを形成する多くの可能性を秘めていると考える」と述べていた。

ダラス・カウボーイズはBlockchain.comと提携

Socios以外のブロックチェーン企業とパートナーシップを結んだチームもある。NFLのダラス・カウボーイズは13日、暗号資産(仮想通貨)プラットフォームBlockchain.comと提携することを発表した。

パートナーシップにより、ソーシャルメディアプロモーションなどを通じて、ファンのコミュニティが強化される。ファンは、Blockchain.comのデジタルウォレットを通じて、選手主催のイベント参加など、特典を得られる予定だ。

また、仮想通貨やWeb3.0について理解を深めるためのサミットや、Blockchain.comで約12,000円(100ドル)以上の仮想通貨を購入したファンに、約6,000円(50ドル)の仮想通貨がボーナスとして提供される1週間限定のプロモーションも行われる。

カウボーイズのオーナー兼社長のJerry Jones氏は、次のようにコメントした。

NFLで初めて、仮想通貨企業と公式パートナーシップを締結したチームであること、そしてBlockchain.comと共に、革新的なビジネスに乗り出すことを誇りに思う。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア