すでに約9億円調達
米大手ヘッジファンドSkyBridge Capitalは暗号資産(仮想通貨)ビットコインのマイニングファンドをローンチしたことがSECの書類で明らかになった。
ファンドは、「SkyBridge BTC Mining L.P.」というもので、すでに約9億円を調達しているようだ。
このファンドは、非上場の大手マイニング企業Genesis Digital Assetsに投資するものだ。SkyBridgeはGenesisが昨年実施した550億円規模の調達ラウンドにも参加した経緯がある。
また、SkyBridgeはCore ScientificやMarathon Digital、Riot Blockchainといった業界大手マイナーに投資するファンドを以前から運用している。
同社はマイニング関連のファンドのほか、ビットコイン(BTC)のファンド「SkyBridge Bitcoin Fund L.P.」やイーサリアム(ETH)のファンド「First Trust SkyBridge Ethereum Fund L.P.」も運用。イーサリアムのファンドでは昨年12月31日付で26億円規模になっていた。
SkyBridge Capitalはニューヨークにある大手ヘッジファンドで運用資産が7,800億円を超えている。創設者のAnthony Scaramucci氏は2017年に短期間ながらトランプ政権の広報部長を務めた経歴を持つ人物としても知られる。