仲介業者を募集
米テネシー州財務局は先週21日、暗号資産(仮想通貨)を保有する管理業者の募集を終了した。5月10日までに当選した申請企業を発表する見込みだ。
同局は現在、仮想通貨を保有していないものの、「今後仮想通貨が送付された場合の受取先」をRFP(提案依頼書)内で募集。同局の財産プログラムでは10億ドル相当の現金や有価証券を保有しており、長期的に毎月6,400万円(50万ドル)相当の仮想通貨取引を処理できる管理業者を求めていた。
テネシー州の仮想通貨動向
短期的には5月10日に当選企業が発表される予定。テネシー州では、2月上旬に州や群などの地方自治体が仮想通貨やNFT(非代替性トークン)への投資を可能にする法案を提出していた経緯がある。
関連:米テネシー州議員、仮想通貨やNFTへの投資を自治体に許可する法案を提出
なお、テネシー州西部ジャクソン市のScott Conger市長は21年4月、市の財務資産としてビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)などの保有やマイニング(採掘)を検討していることを明かした。
同様の取り組みは市区町村単位で米国各地で進んでおり、フロリダ州マイアミ市などでも検討が進んでいる。