はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

新たな仮想通貨投資ファンド、1300億円規模の資金調達へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Asymmetric、1,000億円超の資金調達へ

暗号資産(仮想通貨)関連投資会社Asymmetricは、約1,300億円(10億ドル)を目標とした資金調達を行うことが分かった。The Blockが報道した。

Asymmetricは、Web3.0分野の起業家Joe McCann氏が今年立ち上げたファンド。McCann氏は、Asymmetricは仮想通貨分野の技術的な側面を重視していく姿勢を示し「ファンドの権限を持つテクノロジー企業」だと述べている。

McCann氏は、仮想通貨やテクノロジー部門で起業などを行ってきた経歴を持つ。JavaScript実行環境Node.jsの導入をサポートするNodeSourceの創設者であり、Microsoftで起業戦略やAI部門などに従事したこともある。高速ブロックチェーンソラナ(SOL)の開発者ツールでも貢献してきた。

Asymmetricには、投資管理会社Brevan Howardの元ポートフォリオマネージャーであるChris Cecere氏や、ゴールドマンサックスで勤務していたことのあるBouchra Darwazah氏などチームメンバーとして参加する。

Web3.0とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

米Circle社ファンドなどが出資

Asymmetricには、a16zの創設者Marc Andreessen氏や、ソラナの共同創設者Anatoly Yakovenko氏、CMSのDan Matuszewski氏、仮想通貨取引所コインべースで社長を務めていたこともあるAsiff Hirji氏などが投資する。

また、米ドルステーブルコイン「USDC」を発行するCircle社のファンド「Circle Ventures」も出資する。

McCann氏は、Circle社のJeremy Allaire CEOや、同社チームがAsymmetricをサポートしてくれることが大変心強いとツイートした。

2つの投資部門

Assymetricは、ベンチャー投資ファンドとリキッド(流動性)ファンドの2つの部門に分かれる予定だ。前者は、大手仮想通貨投資ファンドParadigmなどと競合することになる。

Paradigmは、コインベースやBlockFi、チェイナリシス始め、様々な仮想通貨関連企業に投資を行ってきたファンドだ。21年11月には、総額2,800億円規模の投資ファンドを発表しており、「次世代の仮想通貨企業およびプロトコルに投資していく」としている。

関連業界最大規模、仮想通貨VCのParadigmが2,800億円ファンドを発表

リキッドファンドは、仮想通貨投資商品などの運用を行うファンドで、McCann氏は、米ウォール街で使われてきた手法を採用すると説明。例えば、イーサリアム(ETH)など、特定の仮想通貨銘柄が過小評価されているとみなす場合、ただ店頭取引などでそれを購入するのではなく、コールオプションなどの形での投資も行なっていく見込みだ。

コールオプションとは

ある商品を、その時々の市場価格とは無関係に、事前に決められた価格で買うことのできる権利のこと。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。
06:30
米国初のソラナ現物ETF、取引開始初日で出来高約48億円の好スタート
「REXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF」が7月3日に取引開始。米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとして約100万ドルの運用資産で滑り出し。
06:10
米上場ナノ・ラボ、72億円で仮想通貨BNB追加購入
ナスダック上場のナノ・ラボが74,315BNBを約5000万ドルで購入。総額5億ドルの転換社債プログラム第1弾として、BNB流通量の5-10%保有を目指す。
05:50
上場企業の仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘、F・テンプルトンが「負の連鎖」リスク指摘
フランクリン・テンプルトンのアナリストが流行する企業の仮想通貨トレジャリー戦略について分析。プレミアム維持の困難さと市場下落時の負の連鎖リスクに警告。
05:35
ルミス議員、仮想通貨税制改正法案を再提出 300ドル未満取引の免税など盛り込む
ルミス上院議員が仮想通貨税制改正法案を再提出。300ドル未満の小額取引免税、マイニング・ステーキング報酬の二重課税解消など包括的な改正を提案。
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧