はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ニューヨーク市長、ビットライセンス制度の廃止に意欲|FTCrypto 2022

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨カンファレンス

大手メディア「フィナンシャルタイムズ」は、暗号資産(仮想通貨)に関する大型カンファレンス「FT Crypto and Digital Assets Summit」を26日から27日にかけて英ロンドンで開催した。

大手企業や政治家などが多数登壇し注目を集めたが、中でも米ニューヨーク市のエリック・アダムス市長が以下のように述べ、NY州におけるビットライセンス制度の廃止を示唆したことは関心を呼んだ。

ニューヨーク州は(米国内で)仮想通貨事業に対し、厳格なライセンス発行を課す唯一の州だ。

しかし、今となってはこれが大きな障壁となり、州の競争力を低下させている。我々は競争力を維持しなければならない。

アダムス市長は当選前から仮想通貨・ブロックチェーン領域を高く評価してきた。就任直後には、若年層に新興技術を受け入れてもらう意図の下、3ヶ月間の給与をビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)で受け取っていた経緯がある。

関連:米NY市長、ビットコインとイーサリアムで給与を受け取った目的とは

ビットライセンスとは

2015年からニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が発行するライセンス。ニューヨーク州内の居住者に仮想通貨事業を提供するために取得する必要がある。英表記は「BitLicense」。

▶️仮想通貨用語集

ビットライセンスは、2015年にニューヨーク州で仮想通貨事業者に対して申請が課せられた制度。州内で取引所や交換業など、仮想通貨サービスを提供するためには取得が義務付けられており、ジェミナイやバックトなどが同ライセンスを取得している。

なお、ニューヨーク州議会では今週マイニング事業に対するライセンスの発行を凍結する法案が可決されたばかり。業界団体からは仮想通貨業界の事業発展を妨げる動きだとして反対の声も少なくない。

関連:NY州、仮想通貨マイニングの規制強化法案可決に反対の声

GS、デジタル証券に関心

またカンファレンスでは、金融大手ゴールドマン・サックスのデジタル資産部門責任者であるマシュー・マクダーモット氏が、「金融商品のNFT(非代替性トークン)化を模索している」と発言。ゴールドマン・サックスが有価証券のトークン化に関心を持っていることを示唆した。

STOとは

株や社債など有価証券機能を付与したトークンをブロックチェーン上で発行する資金調達方法。株式や債券などの上場取引、さらにはクラウドファンディングに次ぐ新たな手段として着目されている。

Security Token Offeringの略称。

▶️仮想通貨用語集

株式などをトークン化したデジタル証券は国内でも導入に向けた取り組みが進んでいる。

Securitize Japanは22年2月にシンガポールのフィリップ証券とSTO開発に向けて提携を発表したばかり。国内大手のSBIホールディングス傘下SBI証券も3月に金融商品取引法に基づく登録を完了しており、法律に準拠したSTOの取り扱いが可能となっていた。

関連:SBI証券、デジタル証券による資金調達「STO」の取り扱いが可能に

ゴールドマン・サックスはこれまでビットコインのデリバティブ商品のOTC取引を顧客に提供してきた。また、4月上旬にはイーサリアムのオプション取引のOTC提供を検討している可能性が浮上するなど、仮想通貨動向が目立つ。

関連:ゴールドマン・サックス、ビットコインデリバティブのOTC取引を実施

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/18 月曜日
17:00
Tezos ecosystem at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。2014年にArthur Breitman氏とKathl…
15:50
NewLo、リワードプログラム上のポイントを暗号資産に交換できる新機能をリリース
Web3マーケティング企業のNewLoは8月18日、「NewLo Quest」でポイントを暗号資産ETHに交換できる機能を開始。企業向けサービスも展開し、既存ポイントプログラムのブロックチェーン拡張を支援。
14:27
スイス大手スーパー「SPAR」、全国100店舗で仮想通貨決済開始 
スイスの大手スーパーマーケットチェーン「SPAR」が全国100店舗で仮想通貨決済を開始した。Binance PayとDFX.swissとの提携により、100種類以上の仮想通貨とステーブルコインでの支払いが可能になる。
13:30
加藤財務大臣・金融担当大臣の「基調講演」が決定|WebX2025
加藤財務大臣・金融担当大臣が登壇決定 国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」の運営会社、株式会社CoinPost(本社:東京千代田区、代表取締役CEO:各務貴仁)が企…
12:28
イーサリアム RWAトークン化のリスクとは?有識者が指摘する課題と対策
ニューヨーク大学教授が、仮想通貨イーサリアムにおける資産トークン化が普及する上での課題を指摘した。大規模採用前に解決すべき問題を提示している。
12:11
メタプラネット、137億円でビットコインを追加購入 
メタプラネットは137億円で仮想通貨ビットコイン 775BTCを追加購入し、累計18,888BTCを保有。通算取得額は2,840億円超に到達し、戦略的なBTC投資を継続している。
11:59
ビットコインETF好調も個人投資家は利益確定売り先行、ジャクソンホール会議控える中
仮想通貨市場ではビットコインETFやイーサリアムETFに過去最高水準の資金流入が続く中、BTC価格は調整中。ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の利下げ示唆に期待が高まる一方、機関投資家の買いと個人の利益確定売りが交錯している。
09:56
タイ政府、外国人観光客に仮想通貨決済システム「TouristDigiPay」を提供開始
タイ政府が外国人観光客向けに仮想通貨をバーツに交換して決済できる新システムを導入する。マネロン対策などで安全性を確保しつつ、観光業活性化を目指す。
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧