WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米超党派議員ら、仮想通貨の規制を明確化する法案提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

規制をより明確にしてイノベーションを促進

米国の超党派議員らは28日、デジタル商品取引法(DCEA)を提出したことを発表した。この法案は、暗号資産(仮想通貨)のイノベーションを促進し、消費者を保護しながら、規制の不確実性を低減する枠組みを構築することを目的としている。

法案は、仮想通貨市場に対する、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)の管轄権をより明確にすることも定めるものだ。

背景としてこれまで米国では、商品(コモディティ)を規制するCFTCと、証券を規制するSECの間で、仮想通貨に対する管轄権が不明確であることが指摘されてきた。

関連:米CFTC委員「SEC(証券取引委員会)は、仮想通貨など商品に対する権限は持たない」

法案を主導したのはグレン・トンプソン議員(共和党)で、ロー・カンナ議員(民主党)、トム・エマー議員(共和党)、ダレン・ソト議員(民主党)も名前を連ねている。

今回の法案は、CFTCが商品デリバティブ市場を規制するための、既存の商品取引法を基盤としており、仮想通貨などデジタルコモディティを扱う取引所に対して、連邦政府のライセンス制度を導入する。

CFTCに、デジタルコモディティの現物市場を提供する取引所をデジタルコモディティ取引所(DCE)として登録し、規制する権限を与えるものだ。

法案は、DCEがレバレッジ商品や、一般公開前に個人に配布されるデジタルコモディティを販売する場合、CFTCに登録することを規定している。こうした商品を提供しない場合、CFTCへの登録は不要で、各州の送金業者ライセンス制度を通じて規制・監督を受けることができるという。

ライセンス登録するDCEには、取引活動の監視、最低資本金、情報公開、利益相反回避、サイバーセキュリティ対策その他の要件が義務付けられる。

CFTCとは

商品取引所に上場する商品や金利、デリバティブ全般など、米国の先物取引市場を監督する機関。

▶️仮想通貨用語集

CFTCとSECの管轄権をめぐって

法案は、次のように管轄権に関する内容も盛り込んだ。

CFTCとSECの間に明確な管轄権を設け、(仮想通貨など)デジタルコモディティを、ライセンス取得取引所で取引できるかどうかを評価し、より協力的で柔軟なプロセスを確立する。

それにより、新しいデジタル商品の市場投入方法をより簡便なものにする。

法案は、証券や、ある事業に対する投資などを表すデジタル資産に対する、SECの権限に影響を与えるものではないという。証券などに該当する場合は、SECが管轄権を持つことを認める形だ。

一方で、あるデジタル資産が、証券に典型的に関連する権利や義務を伴わない場合、それは「デジタルコモディティ」とみなされ、CFTCの規制制度の対象になるとしている。法案は他に、新たなデジタルコモディティを上場させる要件なども規定した。

法案に名前を連ねたダレン・ソト議員は次のように説明している。

デジタルコモディティ市場が、イノベーションと消費者保護を促進するためには、規制を明確にすることが重要だ。何が証券で何がコモディティなのか曖昧な現在の規制のせいで、革新的な企業は、立ち上げコストの最大50%を弁護士費用に費やしている。

今回の法案「デジタル商品取引法」が、デジタルコモディティの市場に参加するすべての人に、必要な消費者保護、連邦政府の監督、規制の明確化を提供するのはそのためだ。

関連「デジタル・ニッポン 2022」、自民党デジタル社会推進本部が公開

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 木曜日
13:05
仮想通貨ハッキング被害額、6月は120億円で前月比7%減少 ヒューマニティプロトコルが最大
ペックシールドの報告によると、6月の仮想通貨ハッキング被害は40件・約7,590万ドルで前月比7%減となった。最大被害はヒューマニティプロトコルからの流出だ。
11:48
仮想通貨大手約306億円相当の選挙献金、米政治団体で首位に
仮想通貨業界が2026年米中間選挙の政治献金で総額1億8900万ドルに達し、全業種で最大の献金主体になったと米パブリック・シチズンが報告。リップル・コインベース・クリプトコムが主導し、AI業界も同様の手法で追随している。
11:00
サークルCEOがOUSDの優位性主張に反論、有識者「DAOと同じ末路」と懸念
140社超が支援するOUSDの登場を受け、ステーブルコイン大手サークルのCEOがコンソーシアム型モデルの限界を公開反論。米系証券各社はUSDCの競争優位が維持されるとの見方を示した。
10:42
スクウェア・エニックス、脱炭素アプリにブロックチェーン採用
スクウェア・エニックスとENECHANGEが脱炭素アクションを促す新アプリを共同開発。ミッション達成でポイントを得るゲーム設計とし、データ管理にはブロックチェーン「Oasys」を採用する。サービス開始は2026年内を予定。
09:48
イーサリアム財団、政府・機関向けガイド公開 中立性を強調
イーサリアム財団が政府・機関向けに、中立なインフラとしてのイーサリアムを解説する報告書を公開。稼働実績や経済的セキュリティなどOpenZeppelinの客観的指標をもとに他ブロックチェーンとの違いを示している。
09:45
ビットコイン、買い集め広がるもリスク残存 底打ちの確証なし=グラスノード
グラスノードが仮想通貨市場週間レポートを発表。ビットコイン下落局面でも買い集める層が広がる一方、ETF資金流出やレバレッジロング積み上がりなど不安要素も残ると分析した。
09:15
トルコ大手取引所がハイパーリキッドとポリマーケットを統合、規制取引所として初事例
トルコの大手仮想通貨取引所パリブが1日、ハイパーリキッドの無期限先物とポリマーケットの予測市場をアプリ内に統合した。規制済み取引所として世界初の事例とされ、NYSE・ナスダック株の取引ウェイトリストも開設した。
08:25
イーサリアムに新たな独立組織が誕生、機関向けの採用を促進へ
仮想通貨イーサリアムでイーサリアム・インスティテューショナルという独立組織が新たに誕生。L2を含めたイーサリアムのエコシステム全体の機関・企業への普及を加速させる。
07:35
スタンダードチャータード、DeFi拡大でモルフォに強気見通し
スタンダードチャータードはDeFi貸し借りプロトコルのモルフォ(Morpho)の分析カバレッジを開始、2030年末の目標価格を60ドルに設定した。ビットコインとイーサリアムを上回るリターンを見込み、DeFi資産の37倍拡大を原動力とする。
06:55
ロビンフッドチェーン正式公開、トークン化株式を120カ国超に提供
ロビンフッドが独自L2チェーン「ロビンフッドチェーン」のメインネットを正式公開。チェーンリンクをオラクルに採用し、NVDAやAAPL等のトークン化株を120カ国超のユーザーに提供。
06:20
ソラナ版予測市場『ワールド』がリリース、ファントムウォレットと統合
ソラナネイティブの予測市場プラットフォーム「ワールド」が7月1日に正式公開。ファントムウォレットに統合され、ビットコイン価格予測や2026年FIFAワールドカップの試合結果を予測取引できる。
05:55
米クラリティー法案の倫理条項、トランプ大統領の仮想通貨収益報告を受け民主党が明記要求
米クラリティー法案の倫理条項を巡り民主・共和両党の交渉が続く中、トランプ大統領の10億ドル超仮想通貨収益の資産報告を受け、民主党は法案への倫理条項明記を強く求めている。
05:00
バイナンス、英国で集団訴訟 約1700人が320億円超請求
英国の1,692人の投資家がバイナンスとCZ氏を相手取り、ロンドン高等裁判所に集団訴訟を起こした。無認可の仮想通貨デリバティブ販売が英国金融サービス・市場法に違反するとして、1億5,000万ポンド超の損害賠償を求めている。
07/01 水曜日
18:27
シティ、ビットコイン目標8万2000ドルに下方修正 イーサリアムも引き下げ
シティグループがビットコインの12カ月目標を8万2,000ドルに、イーサリアムを2,240ドルに引き下げた。ETFへの資金流入想定をゼロに修正した背景と、6月に過去最大となったETF流出、仮想通貨備蓄企業の売却動向を解説する。
17:36
bitFlyer USA、米国49州に拡大 全米サービス提供体制へ
bitFlyer USAが2026年7月6日、米ウェストバージニア州でサービス提供を開始すると発表。対応エリアは全米49州とワシントンD.C.に拡大し、未提供は残りネバダ州のみとなった。全米サービス体制構築に向けた経緯を解説する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧