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米VA州最大のフェアファックス郡、警察年金基金がDeFi領域にも投資へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFi領域に投資へ

米バージニア州フェアファックス郡の警察庁公的年金基金(PORS)がイールドファーミングへの投資も検討していることがわかった。ブルームバーグが報じた。

フェアファックス郡はバージニア州北東部の地域。米国の首都ワシントンDCに隣接しており、州内で最大の人口を誇る。既に21年秋以前から仮想通貨分野への投資を行う2つのヘッジファンドに出資してきた経歴を持つ。

関連: 米バージニア州の公的年金基金、仮想通貨に更なる投資へ

同州のPolice Officers Retirement SystemのCIO(最高投資責任者)であるKatherine Molnar氏は3日、今後3週間で新たに2つの仮想通貨ヘッジファンドへの投資を検討していると発言。分散型取引所(DEX)への流動性提供に意欲を示した。

我々はヘッジファンドを通じてボラティリティのある領域に投資できる点を好んでいる。

(仮想通貨という)資産クラスのボラティリティを避けるのではなく、レラティブバリュー戦略(相対価値投資戦略)で逆に活用していきたい。

Molnar氏はこれまで出資した仮想通貨VCファンドは初期ステージのトークンや複数の流動性の高いトークンを保有していると説明。

Molnar氏は新たに2つのファンドへの出資を予定しており、1つはDeFi(分散型金融)領域への投資を行う。イールドファーミングやステーキングなどを通じて、4%から最大1,000%の収益率を獲得できるとアドバイザーから指示されたという。

イールドファーミングとは

レンディングやDEX(分散型取引所)などのDeFiサービスに資産を貸し出す又は提供することで、金利や手数料収入を得る運用モデルのこと。イールドは“利回り”、ファームは“耕す”を意味する。

▶️仮想通貨用語集

Molnar氏はDeFiファンドを高利回りの資産として代用できるとしつつ、もう一方のファンドでは9~11%を期待していると述べ、「定収入の代わりとして魅力的」だとコメントした。

年金基金と仮想通貨

米国を筆頭に、警察など公的機関の年金基金が仮想通貨領域への投資を行う事例は近年増加傾向にある。

21年7月にはニュージャージー州の年金基金が仮想通貨マイニング企業Riot Blockchain社とMarathon Digital Holdingsに出資。また、21年10月にはテキサス州ヒューストンの消防士年金基金が28億円相当のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を購入していた。

過去には、米国で最大規模を誇るカリフォルニア州の年金基金もRiot Blockchain社に出資した経歴を持つ。

関連:米最大の年金基金、仮想通貨採掘企業Riotの株を追加購入

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