日本は対象外
野村証券は13日、アジアで暗号資産(仮想通貨)ビットコインのデリバティブ取引を提供開始したことを発表した。
複数メディアの報道によると、野村証券は米大手デリバティブ取引所CMEと大手マーケットメイカーCumberland DRWと提携し、ビットコイン先物とオプション取引のOTCサービスをローンチしたという。
新サービスはシンガポールから提供するもので、日本を除くアジア地域に向けて提供する。
野村証券はこれまで英仮想通貨企業CoinSharesとカストディ企業Ledgerと提携し、仮想通貨カストディソリューションや利回りを提供するKomainuという企業をローンチし、仮想通貨カストディに参入する数少ない大手金融機関となった。また、関連会社の野村総合研究所は仮想通貨における日本円の評価価格となる「NRI/IU暗号資産リファレンスプライス」を2020年より提供している。
関連:野村HDが「デジタル・カンパニー」を設立 デジタル分野の協業強化へ