はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

eコマース大手Shopify、Crypto.comの仮想通貨決済サービスを導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たな仮想通貨決済サービスを導入

暗号資産(仮想通貨)企業Crypto.comは17日、eコマース大手Shopifyが、決済サービス「Crypto.com Pay」に対応したことを発表した。

これでShopifyに出店する全ての小売店が、Crypto.com Payを介した仮想通貨決済を導入できるようになった。Shopifyの店舗が仮想通貨決済を利用できるようになるのは今回が初めてではないが、Crypto.comは5,000万ユーザーに仮想通貨サービスを提供する大手企業。今回の対応で、Shopifyの小売店がリーチできる消費者の幅が広がる。

関連初心者でもわかる仮想通貨企業Crypto.com(クリプトドットコム)とは

Shopifyとは

eコマースサイトの開発・運営を支援するサービスを提供している企業。eコマース市場が変革する中で注目度を高めており、「アマゾンキラー」とも呼ばれている。

▶️仮想通貨用語集

Crypto.comは2018年にCrypto.com Payをローンチした。対応銘柄はクリプトドットコムチェーン(CRO)、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドージコイン(DOGE)、エイプコイン(APE)など30超。現在はTIME誌や旅行会社「Travala.com」、ウォレットサービス企業LedgerなどがCrypto.com Payを導入している。

Shopifyはこれまでも仮想通貨やブロックチェーンといったWeb3.0(分散型ウェブ)の技術を積極的に取り入れてきた。昨年12月にはNFT(非代替性トークン)の電子市場をローンチしている。

関連EC大手Shopify、NFT電子市場をローンチ

また、先月にはStrikeの仮想通貨決済サービスに対応。Shopifyの小売店が、ライトニングネットワークを活用したビットコイン決済を導入できるようになった。

関連eコマース大手Shopify、Strikeのビットコイン決済導入へ ライトニングネットワークで処理を高速化

Shopifyの小売店にはすでに仮想通貨決済の選択肢はあるが、Crypto.comは6月30日までにサービスの利用登録を完了した小売店に対し、本来であれば0.5%かかる決済手数料を1カ月無料にすることなどの優遇措置を講じて、企業を呼び込む。

今回の発表に際し、Shopifyのブロックチェーンエコシステム部門のトップJohn S. Lee氏は、以下のようにコメントを寄せた。

 

速くて便利な決済方法を小売店が導入できるようにするため、Crypto.comのサービスを歓迎したい。

 

我々のブロックチェーンエコシステムが成長していることは、新しい決済方法の導入で小売店をサポートしたいという当社の取り組みを反映している。これからも商業活動の可能性を広げていきたい。

また、Crypto.comの共同創設者であるKris Marszalek最高経営責任者(CEO)は以下のようにコメントしている。

 

より多くの顧客や小売店に、仮想通貨を利用した商取引に従事してもらうえるようにすることは、当社の優先事項だ。

 

Shopifyの対応を非常に嬉しく思うとともに、これからも今回のような機能を世界の顧客や小売店に提供していきたい。

仮想通貨決済の導入事例

仮想通貨を決済に導入する事例は、現在も増加傾向にある。

最近では5月、高級ブランドのGucci(グッチ)が、ビットコインやイーサリアムなど10種類以上の仮想通貨決済に対応することを発表。開始時期は5月末頃を予定しており、まずはニューヨーク・ロサンゼルス・マイアミ・アトランタ・ラスベガスの計5店舗で導入を開始して、今年の夏までには北米の全店舗で対応していく見込みだとした。

関連グッチ、仮想通貨決済を米国の一部店舗で導入へ

eコマースについては今月、SBI Africa株式会社が、越境ECサイト「SBI Motor Japan」が仮想通貨決済に対応したことを発表。ビットコインとXRPをサポートし、グループ企業の仮想通貨取引所SBI VCトレードを介して決済が実行されると説明している。

関連越境ECサイト「SBI Motor Japan」ビットコインとXRP決済に対応へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧