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eコマース大手Shopify、Strikeのビットコイン決済導入へ ライトニングネットワークで処理を高速化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たな仮想通貨決済手段導入へ

暗号資産(仮想通貨)決済サービスを提供するStrikeは7日、eコマース大手Shopifyが同社のサービスを利用できるようになったことを発表した。

ShopifyはAmazonのライバルと呼ばれる企業。今回のパートナーシップで、Shopifyで認証された米国の小売店は、Strikeのサービスを利用して、世界中からビットコイン(BTC)による支払いを受けられるようになった。Strikeはライトニングネットワークを利用しているため、安くて速い決済を行うことが可能だ。

ライトニングネットワークとは

ビットコインのトランザクション処理能力を向上させるためのオフチェーン技術のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連ライトニングネットワークの新プロトコル発表 ステーブルコイン発行を可能に

今回の内容は7日付でプレスリリースが公開されているが、StrikeのJack Mallers最高経営責任者(CEO)も同日、ビットコインの大型カンファレンス「Bitcoin 2022」で発表した。

これでShopifyの小売店は、顧客の決済手段の選択肢を多様化できる。顧客がビットコインで支払っても、米ドルに変換されて代金を受け取るので、ビットコインを保有しなくて済むというメリットもある。ビットコインをドルに変換する役割をStrikeが担う仕組みだ。

Mallers氏はプレスリリースで、以下のように説明した。

 

我々がShopifyと提携することで、小売店はビットコインの技術を活用して、より安く、そしてより速くドルを受け取ることが可能だ。

当社が活用するライトニングネットワークは、低コストで処理を速く行えるというメリットに加え、技術革新を促進したり、金融包摂を進めたり、消費者や小売店に選択肢を提供したりすることができる。

Strikeは、ビットコインを法定通貨として認めたエルサルバドルとも提携している。今回のShopifyとのパートナーシップは、「オンラインと実店舗の両方で、ビットコインの決済利用を増加させる」という取り組みの1つだとした。

関連エルサルバドル採用のStrike送金アプリ、米国でビットコイン売買機能を実装

Shopifyの仮想通貨決済

今回はShopifyの小売店がStrikeのサービスを利用できるようになったが、これまでも仮想通貨決済がShopifyに導入された事例はあった。

2020年5月には、Shopifyが仮想通貨決済企業CoinPaymentsと戦略的提携を結んだことが分かっている。これでCoinPaymentsのサービスを導入した小売店で、1,800種類の仮想通貨で決済ができるようになった。

関連楽天と連携するShopify、1800銘柄の仮想通貨決済に対応 ビットコイン・日本上場銘柄も

また昨年8月には、バイナンスのウォレットを通して、仮想通貨決済が利用できるようになった。

当時バイナンスは法定通貨と仮想通貨の決済ソリューションを提供するAlchemy Payとパートナーシップを締結。バイナンスのウォレットを通して、Alchemy Payの決済ネットワークに参加しているShopifyでも、仮想通貨決済が利用できるようになるとされた。

関連バイナンスアプリ、EC大手Shopifyでも仮想通貨決済が可能に

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