- 仮想通貨市場
- 仮想通貨市場は、ビットコインの価格高騰がアルトコイン市場に波及する形で軒並み高騰し、トレンドの変化が囁かれる。実際にドミナンスやBTCの価格推移に変化が生じており、今後の動き次第では上昇トレンドを維持できる可能性もでてきました。
- 仮想通貨関連株
- 仮想通貨市場が全面高となったことを受けて、逆行高となったマネックスグループ(8698)は、仮想通貨取引所への取り締まりが強化される中、財務基盤の強さと豊富な金融ノウハウが再評価されている。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は、ビットコインの高騰を受け、アルトコイン市場に波及する形で全体的にオールグリーンな状況となりました。
6月30日にビットコインが65万2千円から72万円まで高騰した後、価格が反転することなく、日本時間3日に差し掛かる手前で70万円から74万円まで更なに価格を続伸させました。
21時時点でビットコインが3%とプラス域で推移している他、EOSが10.5%、ADAが11.27%、IOTAが9.7%、NEOが12%と大きく高騰、その他時価総額上位の通貨も軒並み上昇しました。
市場全体の時価総額は、6月30日に2345億USDまで落ち込んでいたものの、本日では最高値時に2760億USDまで回復し、約3日間で415億(約4.5兆円)USDとプラス17.69%となり市場を大きく回復させました。
トレンド変化が囁かれる中で、以前と状況に変化が生じ始めているは以下の2点です。
- 1、上昇トレンド時に現れやすいアルトコイン市場の盛り上がり
- 2、BTC価格上昇後に高価格帯で推移
一つ目のトレンドの変化は、特に昨日見られた特徴であり、ビットコインの値動きがない中で、価格を高騰させるアルトコインが時価総額上位の中でも数通貨に渡り見受けられたことで、よりボラティリティの高くリスクの高い資産と捉えられる通貨への買いが入り始めた傾向に。
本日もビットコインの値動きを多くのアルトコインが超える上昇トレンド時に見受けられる傾向が継続しました。
この変化はドミナンスにも現れており、5月10日あたりから下落トレンドが継続したことを受け、アルトコイン市場から資金が流出したことで、アルトコインの市場占有率となるドミナンスが低下。
下落トレンド時に現れるBTCドミナンスは36%から43%まで続伸していました。
ドミナンスの推移に変化が現れたのも価格が高騰した6月30日となり、BTCドミナンスは本日時点で約41%まで続落しています。
ファンダメンタル面での影響は、以下の記事でまとめましたので、ご参照ください。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
株式市場は寄りから反発を見せるも、中国・上海総合指数の下げ幅拡大などで日経平均は一時200円安に。マザーズ指数が大幅続落して年初来安値を割り込むなど、多くの銘柄が叩き売られています。
その一方、仮想通貨市場が反発して全面高を見せたことで、マネックスグループ(8698)が5.59%と逆行高。
出来高で全市場2位となる8,200万株をこなし、全市場売買高でも任天堂に次ぐ2位にランクインするなど、デイトレーダーなどの短期筋も集まっている模様です。テクニカルでは、一目均衡表で再び雲を上抜けており、コインチェックのサービス再開を控えて今後の動きに注目です。
また、SBIホールディングス(8473)やREMIX(3825)も一時5%ほど高騰する場面を見せるなど、大手仮想通貨取引所の関連銘柄が強さを見せました。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。