はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

DAU200万人突破、「BNBチェーン」の重要ロードマップが公開される 大きな変化をもたらすマイルストーンに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BNBチェーンのロードマップ公開

5月31日に開かれたオンライン会議で、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのBNB Chainのロードマップが明らかになった。さらなる分散化やガバナンス強化によるセキュリティ向上、そしてパフォーマンス向上に向けた新機能実装が盛り込まれている。

イベントの導入でBNB Chainのチーフサイエンティスト“V”は、BNB Chainでデイリーアクティブユーザー(DAU)数が200万人を突破したことを発表。1,300のDapps(分散型アプリ)が稼働しており、トランザクション数もイーサリアムの2倍に増加。累計トランザクション数は約30億件を突破するも、ダウンタイムを過去一度もないことを強調した。

昨今では、人気を博すフィットネスアプリの「STEPN」でも、ソラナ(SOL)に次ぐ第2のチェーンとしてBNB Chain(BSC)が導入されており、NFT(非代替性トークン)ゲーム分野でも大きな需要を生み出した。

バイナンスVC部門「バイナンス・ラボ」は今年4月、「STEPN」への戦略的投資を発表している。

関連:バイナンスVC部門、運動で稼ぐNFTゲーム「STEPN」に戦略的投資へ

出典:BNB Chain Revelation Summit

上図では、23年Q1までのロードマップが示されている。BNB財団のUri Ferruccioエグゼクティブディレクターは、「これらのマイルストーンは、開発者コミュニティとエンドユーザーの双方に大きな変化をもたらすものとして重要」と語る。

重点は主に、イノベーション(変革)、サステナビリティ(持続可能性)、BNB Chainのガバナンスメカニズムの強化、セキュリティへの投資に置かれているという。

22年Q3には、BNB Beacon Chain(L1ブロックチェーン)のオープンソース化と、バリデーター数の現行の21から41への増加が予定される。BNB Chainのさらなる分散化につながり、より高度な透明性と安全性をユーザーに提供できるという。

関連:なぜバイナンスは「テラ2.0」に対応したのか? CZ氏が背景を語る

処理能力の向上

22年2月、以前のBinance ChainとBinance Smart Chain(BSC)が、BNB Chainに統合された。

BNB Chainは、①ベースレイヤーである「BNB Beacon Chain(旧Binance Chain)」、②ステーキング・投票メカニズムの「BNB Chain Governance」、③EVM互換のコンセンサスレイヤー・マルチチェーンハブ「BNB Smart Chain(BSC)」の3つで構成されている。

分散型アプリケーションが独自のブロックチェーンを構築できるBNB Application Sidechain(BAS)は、Play2Earnを採用するMMO戦略ゲーム「MetaApes」や「Metaverse World」による導入が決まっている。

BASは今後、L2スケーリングソリューションであるZkRollupsを統合して「zkBAS」へ移行するという。このアップグレードにより、セキュリティとパフォーマンスを強化し、トランザクション処理能力を向上できると指摘している。

ZkRollupsとは

トランザクションを集約してオフチェーンで処理し、生成した暗号証明のみをイーサリアム・ブロックチェーンに保存する技術。競合のOptimisticロールアップより不正耐性が高く、送金の処理時間が短い等の利点がある。

バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者は、今後の開発によりBNB Chainがコミュニティが主導する高度な分散型プロダクトとなると主張した。

ブロックチェーン技術は多くのことが実現できる。最初の多くのアプリケーションはDeFi(分散型金融)にフォーカスしているが、BNB ChainはBinnance.comより広大なものになるだろう。その未来を決めるのはコミュニティだ。

人々は将来、銀行などでお金を使う際、気付かぬうちにブロックチェーンを使用しているのではないか。

その他にも、Web3ソフトウェアエンジニアのインキュベーションプログラムから各カテゴリーの最優秀ビルダーが紹介されている。

関連:バイナンススマートチェーン、「BNB Chain」に改名

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧