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USDC発行元のCircle社、仮想通貨インフラ企業Cybavoを買収

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨インフラ企業を買収

ステーブルコインUSDCを発行し、暗号資産(仮想通貨)決済サービスを提供する米Circleは10日、機関投資家向けの仮想通貨インフラを手掛けるスタートアップ企業Cybavoの買収を発表した。

Cybavoは2018年にシンガポールで設立。仮想通貨カストディやステーキングサービス、ブロックチェーンインフラなど、様々なサービスを提供する企業だ。主要な顧客には、仮想通貨取引所やNFT(非代替性トークン)やブロックチェーンゲームプラットフォームなどが含まれる。

台湾のH&D Asset Management Company、New Economy Venturesが支援しており、21年8月にはプレシリーズAラウンドで約5億4,000万円(400万ドル)を資金調達した。

関連:米ARK Invest、USDC運用企業Circle社のSPACに投資

ステーブルコインとは

ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドル等に裏付けられその価値($1)を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIなどアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。。

▶️仮想通貨用語集

Circle社のJeremy Allaire共同創業者兼CEOは、今回の買収によって同社の技術力が上昇し、より多くの顧客にサービスを提供できるようになると説明。以下のようにコメントしている。

Cybavoの共同創設者であるPaul FanとTim Hsuは、信じられないほど印象的なプロダクトを構築し、仮想通貨とWeb3が関連するほぼすべての主要なセクターに携わる開発者とオペレーターのための価値を最大限にしている。

Circleが企業や開発者向けのサービスのための新しい機会を作り出すのを助ける一方で、サークルアカウントとサークルAPI機能を強化し、顧客体験を改善、USDCのシェア率拡大をサポートするだろう。

4件目の買収

Circleは決済大手のVisaやマスターカードともパートナー関係にあるフィンテック企業。あらゆる規模の企業がデジタル通貨やパブリックブロックチェーンの技術を活用できるようにするために事業を展開している。2013年に設立され、今年2月の評価額は約1兆2000億円(90億ドル)だった。

同社にとってCybavoの買収は、クラウドファンディングプラットフォームSeedInvest、モバイル投資プラットフォームTrigger Financeなどに続く、4件目の公表された買収となる。

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