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XRPレジャー、自動マーケットメーカー機能の導入を検討

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AMM導入の議論始まる

仮想通貨XRPのブロックチェーンであるXRPレジャー(XRPL)上に、自動マーケットメーカー(AMM)機能の導入が検討されていることがわかった。Githubで6月30日に「0030 XLS-30d案」が掲載され、議論が開始されている。

自動マーケットメーカーとは

自動マーケットメーカー(AMM:Automated Market Maker)とは、予めプログラムされたアルゴリズムにより、注文の約定が自動化されたマーケットメーカー。イーサリアム基盤のDEX(分散型取引所)Uniswapなどが、AMMという概念の先駆けとして知られる。AMMではKYCが不要で、任意の2つのトークンを交換できるほか、トークンの流動性を提供することでトークンによる報酬を得ることができる。これらのプロトコルの登場が、分散型取引所を急速に発展させるきっかけとなった。

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XRPLの分散型取引所(DEX)では、現在、マーケットメーキングは自動化されておらず、オーダーブックにより流動性が提供されている。XLS-30d案によると、非カストディ型のAMMをXRPL DEXのネイティブ機能として導入することによって、AMMへの流動性提供者へのリターンを最大化すると同時に、ボラティリティによる損失リスクの低減を可能にする。

XRPLのAMM型DEXでは、リミットオーダーブック(LOB)型のDEXと相互にやり取りすることが可能になる。AMMプールのユーザーはLOB型DEXのオーダーフロー全てと流動性にアクセス可能であり、またLOB型DEXのユーザーもAMM型DEXの流動性にアクセスできるようになるという。

流動性プールとオーダーブックのどちらが、ユーザーにとって最善の価格を提供するかを自動的に判断し、決済と注文の処理が実行されることになる。

関連:AMM(自動マーケットメイカー)とは|仕組みやリスクを解説

XRPL独自の仕組み

リップル社CTOのDavid Schwartz氏は、提案されたAMMには「秘密のソース」があるとツイート。アービトラージャー(価格差を利用して利益創出を行う)にインセンティブを与える「連続オークションのメカニズム」が組み込まれていると述べた。

XLS-30d案には、「24時間枠でユーザー(アービトラージャー)に対して、取引の優位性を割安な取引手数料で競売する新しい仕組み」として、「連続オークションメカニズム」が紹介されている。

  • LPトークン(流動性提供者に付与されるトークン)を所有するユーザーは、継続的に行われるオークションのスロットに入札が可能。
  • オークションの収益の一部が、スロットの保有者に払い戻され、残りの収益はバーンされるため、LPトークンのシェアが増加する。

Schwartz氏は、このメカニズムの導入により、LPトークンをアービトラージャーがより早く、より頻繁にバーンすることで流動性提供者の利益を高めることができると主張している。

バーン(焼却)とは

バーンとは、仮想通貨の発行枚数を減らす行為で、株式の「自社株買い」に近い仕組み。バーンすることで市場の供給量が減り、流通する通貨の一枚あたりの価値が高まることになる。

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