はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

eToro、ナスダックへのSPAC上場計画を撤回

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SPAC上場計画を撤回

暗号資産(仮想通貨)や株式などの取引サービスを提供するeToroは、SPAC(特別買収目的会社)の「FinTech Acquisition Corp. V(FinTech V)」と合併してナスダックへ上場する計画を撤回したことが分かった。

5日の発表によると、計画を撤回した理由は「両社がコントロールできない外部的要因」だという。もともと今年の6月30日までに取引を完了するという期限が設定されていたが間に合わず、両社合意のもとで合併計画を撤回。eToroは、同社の事業は健全に行われていると説明している。

関連eToro、ナスダック上場へ──仮想通貨の普及も成長を後押し

SPACとは

「Special Purpose Acquisition Company」の略。事業を持たずに未上場企業の買収を行うことを目的とする企業を指す。先にSPACが上場し、その後にターゲットとなる企業(今回の場合はeToro)を買収。それによってターゲットとなる企業が上場を果たす仕組みである。正式な審査を経ずに企業が上場できることなどから、最近は規制当局の監視が強化されているという。

▶️仮想通貨用語集

今回の発表で、FinTech VのトップBetsy Cohen氏は、以下のようにコメントを寄せた。

eToroには成長実績があり、強い勢いもあるため、これからもソーシャル投資プラットフォームとして世界を牽引してくれるだろう。

我々がコントロールできない外部的要因によって契約は中止になったが、eToroチームの成功を祈っている。

また、eToroの共同創設者Yoni Assia氏のコメントは以下の通り。

合併手続きを始めた時の望み通りにはならなかったかもしれないが、eToroの事業は健全で、バランスシートも安定しており、これからも成長と利益のバランスを維持していく。

資金のあるアカウントの数は22年2Q(4月から6月)終了時点で、約270万と2021年末から12%超増加しており、顧客の獲得・維持も継続できている。

両社の合併計画は昨年3月に発表された。合併完了後は「eToro Group Ltd.」として事業を継続し、株式をナスダックへ逆さ上場(SPAC上場)すると説明。合併後の推定時価総額は当時のレートで約1.1兆円(104億ドル)だった。

eToroは事業の健全性を主張しているが、一部メディアは、同社が全体の約6%に相当する100名の従業員を解雇する計画を進行していたり、50億ドルの評価額で8億ドルから10億ドルの資金調達を進めたりしているとも報道。なお、今回は両社が合意しているため、契約撤回に伴う支払いは発生しないという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
06:00
ビットコイン取引が快適なのは?手数料・板の厚み・ツールの充実度で主要取引所を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧