- CoinbaseがADA、BAT、XLM、ZEC、ZRXを新たに追加する方針
- 米大手取引所のCoinbaseは、ADAなど5通貨を新たに追加する方針を発表。発表後、一部の通貨で30%近い高騰を記録。市場の規制が厳しくなる中、Coinbaseは積極的に通貨を上場させるべく外部機関と調整を進める。
- 次々と通貨を上場させるCoinbaseの狙いは?
- 直近ではイーサリアムクラシック(ETH)の上場も発表。取り扱い通貨を増やし、取引所の取引高を増加させることで、収益を拡大する狙いか。
- Coinbaseとは
- 米最大手の取引所であり、企業価値が10億ドル(約1100億円)を超えるユニコーン企業。 仮想通貨口座などの利用者数は、2,000万人にのぼるとされる。三菱UFGフィナンシャル・グループが10億円を出資しており、日本市場への参入を表明したことが報じられた。
仮想通貨取引所Coinbaseは7月13日、新たにADAなどの5通貨を上場させる方針を公表しました。
今後はSECなどの外部機関と調整をする必要があり、これらの通貨の取引が直ちに可能になるわけではありません。
Coinbaseは5通貨を新たに追加検討
米国最大手の取引所Coinbaseは7月13日、新たに5通貨を上場させる方針をブログ上で公表しました。
新たに上場を検討する通貨は、以下の5通貨になります。
- Cardano (ADA)
- Basic Attention Token (BAT)
- Stellar Lumens (XLM)
- Zcash (ZEC)
- 0x (ZRX)
同時に、6月に発表したイーサリアムクラシック(ETC)の上場についても言及しました。
それによると、Coinbaseは現在、ETCを上場させるための技術的な環境を整えており、作業は予定通りに進んでいます。
Coinbaseの発表後の5通貨の価格推移
6月12日に、CoinbaseがETCの上場を公表した直後には、ETCの価格は25%近く上昇しました。
今回の上場発表後にも、それと同様の高騰が起こっています。
ADAコインは、発表前には1ADA14円台で推移していましたが、発表直後、16円台まで高騰し、一時11%の高騰を記録しました。
その他の4通貨に関しても、発表直後から24時間以内で10%〜20%の価格上昇を記録しています。
Coinbaseの狙いは?
Coinbaseが自社のブログ内でブログ内で述べているように、これらの仮想通貨の新規上場のためには予備的調査などが必要です。
米国内の仮想通貨市場の規制が厳しくなる中でも、米国最大の取引所Coinbaseは取引所の収益を拡大させるために次々と仮想通貨を新規上場させようとしています。
第一に、取り扱い仮想通貨を拡大させることで、アルトコインに対するユーザーの需要を満たし、利便性を向上させることができます。
さらに、上場発表により通貨の注目度が高まり、取引高が増加することで、結果としてCoinbaseはより多くの手数料収益を得ることができます。
Coinbaseはブログ上で、今後も新規通貨の上場の可能性を示唆しており、同社の動向が注目されます。