総合格闘技団体「UFC」の女性選手、報酬全額をビットコイン受け取りへ

報酬をすべてビットコインで受け取り

最大手総合格闘技団体「UFC」に所属するルアナ・ピンヘイロ選手は、自身の報酬を暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)で全額受け取ることを発表した。

ピンヘイロ選手は、UFCのストロー級でランキング15位の女性選手。ビットコイン支払いは、同選手と仮想通貨の口座振込サービス企業Bitwageが実施する形だ。

2014年に設立されたBitwageは、ビットコインやステーブルコインといった仮想通貨での給与支払いサービスを展開・支援するスタートアップ企業だ。カリフォルニア州を拠点としており、米国のほかヨーロッパやアジア圏などでも事業展開する。

暗号資産(仮想通貨)の支払いサービスにはブロックチェーンが利用され、銀行よりも少ない手数料で迅速に報酬を受け取ることができるメリットがある。創業以来50,000人以上のユーザーが利用しており、これまでの取引高は累計約200億円(1億5,000万ドル)に達している。

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米Cointelegraphによると、スポンサー資金については法定通貨での受け取りを継続。同メディアによれば、ピンヘイロ選手は、パートナーで同じUFCに所属するマテウス・ニコラウ選手から、ビットコインでの報酬受け取りを勧められたと報じている。

UFCとは

米国のMMA(総合格闘技)団体「Ultimate Fighting Championship」の略称。プロレスやボクシングなどのリングと違い、金網に囲まれた八角形の「オクタゴン」と呼ばれるケージで試合が組まれる。

▶️仮想通貨用語集

今回のビットコインでの報酬受け取りについて、ピンヘイロ選手は以下のようにコメントしている。

ビットコインの価格変動はほとんど気にならない。

ブラジリアン柔術の黒帯を取るには平均10~15年の歳月が必要で、私の(投資に関する)時間選好も同じぐらい長い。価格が低ければ低いほど、将来のためにより多くのビットコインを保有することができる。それ以外はノイズに過ぎない。

UFC自体もブロックチェーンを積極活用

UFCは21年7月、仮想通貨取引所Crypto.comと提携。今年4月にはファンからの投票を募り、選ばれたトップ3選手にビットコインを支給する「ファンボーナス・オブ・ザ・ナイト」賞を同取引所と協働する形で設立するなど前向きな姿勢も見られる。

活用するブロックチェーンも増やしており、今年6月にはサプライチェーン管理などに使用されるブロックチェーンVeChainとの提携を発表。VeChainは、公式ファイターランキングタイトルシップ「UFC Rankings Powered by VeChain」を所有し、UFC側は同チェーンとイベントの企画やVIP向けの懸賞プロモーションなどの制作も行うことが公表されている。

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