WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル新CTOが語る、ブロックチェーン関連技術に対する銀行の焦燥感とRipple社の活路

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステファンの後継者
米Ripple社のDavid Schwartz新CTOは、銀行が国際送金の中継銀行や高利益の業務を奪うノンバンク系決済企業に圧されつつある現状を指摘。技術的優位性に活路があるとした。
XRPとは

米Ripple社が開発する仮想通貨で、ネットワーク上の仮想通貨やフィアット間をつなぐブリッジ通貨の役割を持つ。

Googleが出資しており、銀行間における国際送金システムでの利用で将来性を期待されている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ステファンの後継者

長年、リップル社の技術部門を先導してきた前任のStefan Thomas氏の辞任を受け、リップル社の最高技術責任者(CTO)に、同社の暗号部門責任者を務めていたDavid Schwartz氏が就任しました。 

Thomas氏は現在、同社のXRPレジャープロトコルを用いて、インターネット上のマイクロペイメントモデルを構築するCoilプロジェクトを統率しています。

Schwartz氏は、リップル社の技術戦略と開発全般の責任を担うことになりますが、その中でも、同社の製品である「xRapid」の金融機関導入への試験的取り組みを、いち早く本格的なものに移行させることは、極めて優先度の高い課題のようです。 

Schwartz氏は、次のようなコメントを出しています。

「ブロックチェーン基盤のソリューションを導入している金融機関の、グローバルなネットワークを構築することは、決して容易い仕事ではない。 しかし、リップル社にはそれを実現するための”技術に精通した人材”が豊富にあり、これからもその人数を増やしていく予定だ。」

Schwartz氏は、CTO就任を受け、リップル社内外に向けて認知度を高める活動の一環として、”Ask Me Anything”(何でも聞いてください)と題したインタビューに答えていますが(YouTube上に公開)、その中で、自身のヨーロッパツアーを通して得た気付きについて述べています。

「多くの銀行と話をしたが、その中で学んだことは、新しいテクノロジーによる秩序の混乱をどれほど恐れているかについて、彼ら自身が正確に理解しきれていなかったかということだ。」

銀行は、ブロックチェーン技術そのものに対しては、必ずしも恐れているわけではなく、唯一、有望なものとして認識しているとSchwartz氏は述べていますが、銀行が置かれている状況については次のようにコメントしています。

「銀行は、コルレス銀行(国際送金の中継銀行)や、利益の上がる業務を奪うノンバンク系の決済企業に圧され始めており、テクノロジーへの投資が必要不可欠であり、変革が必要であるとの自覚を持っている。」

そこで、いち早く世界で数多くの名だたる金融機関との連携を進めてきた、リップル社が持つ決済システムのテクノロジーが、銀行業界での今後の競争に勝ち残るための鍵を握ることになりそうです。

Schwartz氏は、自社の持つ技術の優位性について、次のように述べました。

「我々は、支払いの使用事例と、それと密接に関連した”価値の移動”の事例に最適化した基盤技術を持っている。

リップル社が銀行側に対応する中で、XRPを、他の資産間で流動性を提供する”仲介的資産”として位置付けようとしている。

 このような努力が成功するならば、より流動性が高く、より振替が安価な資産を使用する理由になるだろう。」

進行中の金融業界への対応に加え、Schwartz氏が率いるチームにとっては、喫緊の課題もあります。 

XRPのトランザクションを記録する、XRPレジャーのさらなる分散化への取り組みです。

XRPが有価証券として分類されるかどうかの判断は、アメリカの規制当局である証券取引委員会から、まだ示されていません。中央管理者からの影響と「分散化」の程度がその判断の重要な鍵となるため、発行総量の6割のXRPを所有するリップル社が、どのように分散化を進めていくかが注目されます。

CoinPostの関連記事

米Coinbaseで仮想通貨のセキュリティ(有価証券)トークンが売買可能に|SECで初認可
SEC(米国証券取引委員会)とFINRA(金融業規制機構)が、米大手取引所Coinbaseによる3社の買収を認定、有価証券(セキュリティ)トークンの取り扱いができる連邦初の公認取引所となった。
「リップル vs SWIFT」世代交代のジレンマは克服できるのか
Ripple(リップル)における「xCurrent、xRapid、xVia」といった優れたプロダクトの導入が実現すれば、海外送金や銀行間決済における旧来のシステム「SWIFT」を遥かに凌駕するメリットを提供出来る可能性があります。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
12:30
レジャー、不正部品攻撃は流通経路狙った組織的犯行と説明 対策も公開
レジャーは、同社仮想通貨ウォレットへの不正部品混入は組織的犯罪グループによる流通段階の改ざんだったと説明。東南アジアでの販売停止や陳列禁止など対策も公表した。
11:29
バイナンスUS、最大1億ドル調達へ 評価額約10億ドル=報道
米仮想通貨取引所バイナンスUSが最大1億ドルの資金調達を模索していると、ブルームバーグが報じた。評価額は約10億ドルで、2022年調達時の45億ドルを大きく下回る。予測市場への参入や州ライセンスの回復も視野に入れる。
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比4〜11%減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、メタプラネットなどビットコイン保有企業の指数除外可能性高まる
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧