はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Web3開発インフラ大手Alchemy、Astar Networkをサポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AlchemyがAstarと提携

Web3(分散型ウェブ)開発者向けに構築ソリューションを提供するAlchemyは2日、日本発パブリックブロックチェーン「Astar Network(ASTR)」とのパートナーシップを発表した。

Alchemyは世界197カ国、数百万人のユーザーを支えるブロックチェーン開発プラットフォームのリーディングカンパニー。2月のシリーズC1ラウンドでは企業評価額1.3兆円(102億ドル)で約240億円(2億ドル)を調達、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)やパンテラキャピタルといった大手VCが出資している。

リリースによると、両者は共に「building for builders(構築者のための構築)」に注力している点でミッションが一致する。

Astar Network(ASTAR)は、渡辺創太氏が主導するStake Technologies社が開発するレイヤー1のパブリックブロックチェーン。「dAppStaking」という開発者向けの報酬設計を特徴とし、ASTARトークンのステーキング参加者がdAppを指定して開発者に報酬を配分する。

Alchemyは、「Web3U」や「The Road to Web3」といった教育分野への投資や、Alchemy Venturesによる新興企業支援に積極的。6月には、開発者のWeb3起業を支援する33億円(2,500万ドル)規模の助成金プログラム「WAGBI Grants」を立ち上げた。

Astar Network創設者の渡辺創太氏はAlchemyとの提携について以下の様に述べている。

開発者のエコシステムをサポートすることは、Astarの原動力です。Alchemyとの提携しにより、彼らのブロックチェーンエンジンをAstarの開発者に利用可能にすることで、ビルダーコミュニティにさらなるイノベーションと成長をもたらすことができます。

関連:Astar Network(ASTR)上の複数dApps、DeFiの改善や成長を目的とした組織を設立

Astarの開発コミュニティ拡大へ

提携により、Alhemyはまず開発者がAstar NetworkでdApps(分散型アプリ)を作成しやすくするためのAPI等を作成するという。Astar Networkは、異なるブロックチェーンの相互運用を実現するポルカドット(DOT)に接続するスロット(枠)を確保しており、ポルカドットとEVM、そして将来イーサリアム(ETH)で実装される「WASM(WebAssemblyの略)」の橋渡しとなることを目指している。

Alhemyは既にイーサリアムとそのL2(第2層)スケーリングソリューションであるPolygon(MATIC)、Arbitrum、Optimism(OP)などをサポートしている。これらのチェーンのdApps開発者はすぐにAstarを統合できるようになるだろう。またAlhemyはソラナ(SOL)のようなEVM(イーサリアム仮想マシン)と互換性のない独立系ブロックチェーンもサポートするため、非EVM圏のプロジェクトにもAstarの間口を拡げる。

Alchemuyが提供する主要なプロダクトは以下のとおり。

  • Alchemy Supernode:100%のデータ精度を保証するブロックチェーンノード。開発者のブロックチェーン接続の管理の負担を軽減する。
  • Alchemy SDK:わずか2行のコードでdAppをブロックチェーンに接続する。
  • その他開発ツール:イベントのサブスク登録、アプリの健全性モニター、パフォーマンスの最適化、トランザクションのリアルタイムモニター等。

関連:ETH基盤インフラ企業Alchemy、ソラナブロックチェーンに対応

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金11.5億ドルをステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。
16:43
仮想通貨取引所OKJ、「オフィシャル トランプ」の取り扱いを8月28日から開始
オーケーコイン・ジャパン(OKJ)が8月28日からトランプ大統領関連のミーム系暗号資産「オフィシャル トランプ(TRUMP)」の取扱いを開始。Solanaネットワーク対応で取引所・販売所・積立サービスを提供。
14:05
仮想通貨モネロへ攻撃を仕掛けたQubic 、次のターゲットは?
AIブロックチェーンプロジェクトQubicがモネロ(XMR)への51%攻撃に成功したと発表した。次なる動きとして、コミュニティ投票でドージコインを次のターゲットに選定した。注目を集めたQubicの動機を背景について詳しく解説する。
13:50
著名投資家パリハピティヤ、370億円の新SPAC設立でDeFiやAI投資へ
「SPAC王」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤ氏が、分散型金融(DeFi)やAI分野に特化した新たなSPACを設立。370億円調達を目指す。
13:00
「宇宙から届ける分散型インターネット」Spacecoin創業者が語る、衛星通信で実現するWeb3|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、Spacecoin創業者Tae Oh氏独占インタビュー。衛星通信で実現する分散型インターネットとWebX 2025出展について話を伺った。
11:45
2025年末のビットコイン価格予想18万ドル維持、ヴァンエック最新市場レポート
ヴァンエックが最新市場分析で2025年末ビットコイン価格予想18万ドルを維持している。先物需要の回復や、ビットコイントレジャリー企業の動向についても言及した。
11:25
仏上場キャピタルB、アダム・バックから約3.8億円調達でビットコイン戦略加速
欧州初のビットコイントレジャリー企業キャピタルBが、暗号学者アダム・バック氏から220万ユーロの資金調達を実施。追加17BTC取得でビットコイン保有量拡大へ。
10:25
イーサジラ、イーサリアム財務戦略を正式開始
米ナスダック上場企業イーサジラは、企業の新ブランドを正式にローンチし、仮想通貨イーサリアムの財務戦略を遂行すると発表。発表時点で620億円相当のイーサリアムを保有している。
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧