仮想通貨の引き出しはまだ
破産申請中の米暗号資産(仮想通貨)投資プラットフォームVoyager Digitalは5日に、顧客による現金の出金を来週再開する予定を発表した。
破産裁判所は4日にVoyagerの顧客資産のうち、現金2億7,000万ドルを顧客に返還する申し立てを承認した経緯がある。よって、Voyagerは現金の返還手続きを進めるようになっている。
顧客は米時間来週の木曜日から24時間ごとに最大100,000ドルを出金できる。一方、Voyagerプラットフォームに預けられている顧客の仮想通貨出金再開については目処は立っていない。
Voyagerは破綻した仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows Capitalの債務不履行に影響され、7月5日に米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づいた破産申請を行った。それ以降顧客資産引き出しの停止状態は続いている。
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