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OpenSeaの盗品NFT凍結機能に不満続出、訴訟問題に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

盗品NFTに対するOpenSeaのポリシー

盗品NFT(非代替性トークン)の取扱いポリシーを巡り、大手NFT電子市場OpenSeaを相手取って米国の弁護士が訴訟を起こした。

原告のJesse Halfon氏は知的財産問題を専門としており、複数のNFTプロジェクトやDAO(分散型自律組織)に戦略アドバイザーとして参画している人物。

Halfon氏は、盗品NFTを知らずに購入したユーザーの資産が拘束される事態を指摘し、OpenSeaに取扱いポリシーの改訂を要求している。同氏は、ミシガン州の少額請求裁判所を通じて訴訟を起こしたことを発表した。

今日、OpenSeaに対して、盗品NFTの“壊れた”ポリシーに関する訴訟を起こした。このテンプレートが、待望されるシステム変更のきっかけになると信じている。

OpenSeaの利用規約では、盗品NFTの販売を禁止することを以下のように明記している。

盗まれた可能性のあるアイテムの通知を受けた場合、ユーザーを保護する法的要件を遵守するために、OpenSeaを介してアイテムを購入、販売、転送する機能を無効にしている。

出典:OpenSea

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無関係なユーザーのNFTが凍結

ユーザーの資産保護は重要であり、盗まれた当人からすればOpenSeaの方針は筋が通るように見える。しかし、最終的に盗品NFTを掴まされたユーザーにすれば、この対応は十分ではない。

実際に、NFTの以前の所有者がOpenSeaに通報して盗品であることを申請したことにより、NFTがロックされて売却できなくなった現在の保有者による不満の声が噴出している。

NFT Eveningによると、こうして拘束されたままのNFTの資産価値は合計で数十億円に上るとされている。Halfon氏の訴訟は、他のユーザーから多くの支持を集めており、集団訴訟に発展する可能性も出てきている。

しかし、OpenSeaはユーザーによる集団訴訟を禁止しており、利用規約で以下のように述べている点に留意する必要がある。

仲裁合意(紛争について仲裁を利用して解決することの合意)の範囲内のすべての請求と紛争は、個人ベースでなければならない。代表的または集団的なクラスベースではない。

そこで、Halfon氏はOpenSeaに集団訴訟を起こすのではなく、別の手段で他のユーザーが問題を解決できる方法を模索しているようだ。集団訴訟への参加を希望する別の投資家に対し、「これをスケールする手段を検討しており、他者も自分で救済策を追求できるようになるだろう」と同氏は答えている。

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