WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム高値更新で一時1800ドル台回復、金融市場ではCPI発表前に買い手控えも

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

8日の米株式市場では、ダウが前営業日比29ドル高と小幅続伸となった。

7月の米雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことで景気悪化懸念は後退したが、米経済が堅調なことを受け、FRB(米連邦準備制度)による利上げ圧力が強まるとの見方もある。

10日発表のCPI(米消費者物価指数)を控える中、FOMC直前のような買い手控えに繋がりやすく、上値の重い展開が予想される。

次回CPI発表は、特段注目度が高い。

前代未聞の利上げペースを断行したFRBのインフレ抑制効果が試されており、株式をはじめ、暗号資産(仮想通貨)などリスク資産の買い戻し機運を高めるターニングポイントであるからだ。

直近ではウクライナ情勢などに起因する資源高も一服しつつあり、高騰してきた原油価格の下落などがインフレ指数低下の観点で追い風にあると見られるが、一方でCPIが市場想定を超えて高止まりするようであれば、市場が動揺するおそれもある。

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比2.05%高の23,820ドルと続伸した。

BTC/USD 日足

安値・高値ともに切り上げており、7月30日の24,666ドルを超えることが出来れば今年6月の暴落前水準である30,000ドルの節目も視野に入るか。主要アルトでは、前日比4.1%高のイーサリアム(ETH)が直近高値1792ドルを超え続伸。一時1800ドル台を回復した。

Glassnodeのデータによると、「ハッシュリボン・インジケータ」でマイナーの降伏シグナルがすでに2ヶ月間(61日)続いている。これは、ビットコインの歴史の中で、2012、2019年、2021年に次ぐ過去4番目に長い降伏期間だ。

Glassnode

ビットコインの「純未実現利益/損失(NUPL)」で見ると、ネットワークは降伏ゾーンの0ラインから抜け出すなど、底打ちシグナルを示唆している。

Glassnode

アルトコイン相場

9月19日にイーサリアム(ETH)の大型アップグレードThe Merge(ザ・マージ)でPoS移行を控える中、PoS移行を否定してPoW採掘を続けたい一部マイナーの意向で誕生する可能性の浮上する「ETH PoW」について、有識者から批判的な論調が聞かれるなど物議を醸している。

関連:「ETHPow」最新情報まとめ|イーサリアムのマージ後にチェーン分岐の可能性浮上

トロン創業者のジャスティン・サン氏はいち早く支援を表明し、アルゴリズム型ステーブルコインの「USDD(Decentralized USD)」対応を示唆するほか、同氏の携わる老舗の仮想通貨取引所Poloniexは、フライング気味にETHWの先物サービス提供を始めた。

大手デリバティブ取引所BitMEXも、ステーブルコインのテザー(USDT)建てでETH PoWの先物取引サービスを開始予定。価格推移に関心が集まっている。

Huobi Globalは9日、ETH PoWに関する声明を発表。「イーサリアムブロックチェーンのハードフォークを巡る議論の行方を注視している。」と言及した。

「コミュニティの混乱、及び分裂を引き起こす可能性のある、具体的な革新性や改善のないフォークを支持するものではない」と注釈を入れつつ、「リプレイプロテクションなどのセキュリティ要件を満たしていれば、コミュニティのコンセンサスを尊重する」として、今後の状況次第では新トークン付与に対応する可能性があるとの方針を示した。

その上でHuobi Globalは、「恣意的なフォークやプレマイニングなど、業界の発展に寄与しない無責任な行動は助長しない」ことを宣言した。

また、直近では「Lido Staked ETH(stETH)」の価値がETH建てで下落し、0.96ETHを付けた。

チェーン分岐を伴うハードフォークが実現した場合、現物ETHのスナップショットでないと「ETH PoW」を受け取れないことが背景にあるものと見られる。

stETHはLido Financeにイーサリアム(ETH)をステーキングすることで付与される債券トークンの一種であり、ETHロックアップ時の流動性不足改善のために生み出されたステーキングソリューションとしてDeFi(分散型金融)やレンディングサービスで用いられてきた。

The Mergeが成功した場合、2023年中に1stETH=1ETHの価値で償還可能となるが、1:1のディペッグ時に価格乖離が進むとstETHを担保にした場合の清算リスクが高まる懸念が生じる。

なお、資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、機関投資家の資金フローでは、イーサリアムに1600万ドルの流入があり、7週連続で計1億5900万ドルの流入が観測された。

CoinShares

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/12 月曜日
21:10
ストラテジー、4週連続でビットコイン買い増し 34億円相当BTCを取得
ビットコイン保有最大手のストラテジーが10月5日から11日に250BTCのビットコインを取得し、買い増しは4週連続となった。保有量は848,250BTCに達し、1億9,240万ドル分のSTRC優先株の買い戻しも実施した。
12:54
カルシ、トランプ次期報道官の起用を的中させた取引を調査 確率1%
米予測市場カルシは、トランプ大統領の新報道官にケイティ・ザカリア氏が指名される直前の不審な取引を調査中だ。確率約1%の予想が的中し、約173ドルが約9,600ドルになる見込み。指名報道の20分前に行われた取引もある。
12:05
FTX元幹部、ネットフリックスによる事件の「ラブストーリー」化を批判
仮想通貨取引所FTX元COOのコンスタンス・ワン氏が、ネットフリックスの新ドラマ「The Altruists」の予告編について、職場や人物像の描写は実態と異なると批判している。
11:35
ハイパーリキッド系1000倍DEX、価格操作でトレーダーが約2億円利益か
ハイパーリキッド上で10日に取引を始めた最大1,000倍レバレッジのDEX「Papertrade」で、あるウォレットが参照価格を動かす取引を繰り返し、約128万ドルの利益を得た。運営は建玉上限の緩さが原因と説明し、引き締めに動いた。
10:32
XRP不正生成の脆弱性、悪用防止で投票経ず修正 XRPL財団が説明
XRPレジャーで新たなXRPを生み出せる脆弱性が見つかった問題で、XRPL財団が12日に経緯を説明した。同財団によると、XRPは生成されておらず、悪用の形跡もない。修正版をアメンドメント投票を経ずに適用した理由も示した。
09:23
仮想通貨ウォレット大手レジャー、被害デバイス内に不正ハードウェアを確認
仮想通貨ウォレット大手レジャーは販売店クリプトビリス経由の被害者端末に不正ハードウェアを確認した。流出額は分析企業により約9,320万ドルとも推計されているところだ。
08:50
OKJ、NIGHTを13日に取扱い開始 板取引は「国内初」と発表
国内取引所OKJは10日、ゼロ知識証明を使うプライバシー特化型チェーン「ミッドナイト」のNIGHTを13日から扱うと発表した。板取引での提供は国内初(同社調べ)としている。仕組みと国内の取扱い状況をまとめた。
08:19
ビットコイン、8.5万ドル突破が焦点 最大の取得価格帯=アナリスト
クリプトクアント寄稿者のダークフォスト氏は、ビットコインの取得価格分布で8.4万から8.5万ドルが最大の価格帯だと指摘。8.3万ドル時点で投資資金の53%がこの水準より上で入ったとし、下値では7.7万から7.9万ドルを支持帯に挙げた。
10/11 日曜日
11:30
ビットコイン原油高・中東緊迫化で1300万円割れも、CPIと8万ドル水準が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は原油高・中東緊迫化を背景に一時1268万円まで急落。8万ドル近辺のサポート維持が焦点で、CPI・PPIの結果と現物ETFの資金フローが相場の行方を左右する。bitbankアナリストが週次分析。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/9)|米当局の証券性の共同解釈・10月の相場分析・メタプラネットの動向まとめ
今週は、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)の証券性に対する共同解釈、10月の仮想通貨相場分析、メタプラネットの動向に関する記事が関心を集めた。
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を可能にした脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧