はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

DeFi大手Compound、バグでcETH市場を一時停止

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム貸し借り停止

大手DeFi(分散型金融)レンディングプラットフォームCompoundは31日、オラクル価格フィードをアップグレードするため、一部機能を凍結している。

7日後に予定されるコード実装で修正が完了するが、その間、プロトコルで最大規模の資産をロックアップしている「cETH(Compound ETH)」市場での貸し借りができなくなる。

cトークンとは

ユーザーがCompoundに流動性を提供するために資産をロックアップする際、トークンの種類に応じたで発行される預かり証。利息が蓄積される。Compoundで最大の流動性プールはイーサリアムであり、ETHを預けるとcETHを受け取る。所有者はcETHを自由に運用できる。

▶️仮想通貨用語集

Coinpost提携メディアThe Blockによると、Compoundでは8月25日頃から、コード上のバグによりcETH(Compound ETH)の送信機能が取り消される障害が発生していた。

この影響と直近の機能凍結により、ETHの借入と、担保資産である暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)を出金できない状態が継続している。

なお、コードエラーの影響で、Compoundのインターフェースが一時的にリロード(再読み込み)しない状況も発生しているが、ローンの返済や借入ポジションに担保を追加して清算を回避する操作はできるという。

Compoundの創設者Robert Leshner氏は「フロントエンドはまもなく復旧する」と、31日朝5時頃に公式ディスコードで述べた。

DeFi大手Compound

今後、Compoundはチェーンリンク価格フィードをアップデートし、価格参照先(アンカーマーケット)をUniswap v2からUniswap v3へ変更するための動作チェックを行っていく。

ブロックチェーン関連セキュリティOpenZeppelinによると、修正はすでに進行中で現時点でリスクに晒されている資金はない。Compound v2の残りのcTokenマーケットと、26日にリリースされたばかりのv3は全て正常に機能している。

Compoundは中央管理者が存在せず、誰でも仮想通貨の貸し借りを行える。プロトコルにロックアップされた総資産価値(TVL)3,700億円(26.8億ドル)は、イーサリアムのDeFi市場で第7位の規模。

低調な仮想通貨市場の中で、Compoundの各種指標に本件の影響はさほど出ていない。過去7日間のTVL変動率は‐5%。ガバナンストークンCOMPの価格変動率は前日比‐7.05%に留まっている(執筆時点)。

関連:DeFi大手Compound、第3バージョン「Compound III」リリース

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/23 金曜日
06:10
55銘柄超の米国株トークン化取引『xStocks』、アジアなどで提供予定 クラーケンが運営
仮想通貨取引所クラーケンがBacked開発のトークン化株式「xStocks」を近日開始。Apple、Tesla等55銘柄超でソラナチェーンと統合し、米国外顧客向けに提供予定。
05:50
ボラティリティ・シェアーズのXRP先物ETF、ナスダック上場で取引開始
米国初の1倍XRP先物ETF「XRPI」が5月22日にナスダックで取引開始した。VolatilitySharesが運用し、2倍レバレッジ版も計画中だ。
05:35
マイケル・セイラーのストラテジー、ビットコイン追加取得のため3000億円調達計画
Strategy社が10%配当の優先株STRF最大21億ドル発行のATMプログラムを開始。ビットコイン取得資金調達で現在57万6230BTC、時価640億ドル超を保有。
05/22 木曜日
19:31
ビットコインと仮想通貨関連株はどちらを買うべき?メリット・デメリットを解説
ビットコインを大量保有する日本株のメタプラネットやリミックスポイント、米国株マイクロストラテジーなどの暗号資産(仮想通貨)関連銘柄がストップ高で高騰する中、代表的な仮想通貨関連銘柄とビットコイン現物投資のメリット・デメリットを初心者向けに徹底比較、解説しています。
18:10
ビットコインを保有する上場企業ランキング|日本・米国の注目企業を解説
暗号資産(仮想通貨)ビットコインを大量保有する上場企業ランキングを紹介。メタプラネットやマイクロストラテジーなど、日本株・米国株の注目企業や投資メリットを解説します。
15:45
Astar NetworkとAnimoca Brands、エンタメIP分野で戦略的パートナーシップを締結
Astar NetworkがAnimoca Brandsから戦略的出資を受け包括的パートナーシップを締結。日本・アジアのエンタメIPオンチェーン化を加速し、Anime IDやAnime Art Festを通じて次世代デジタル体験を創出へ。
13:45
バイナンス、トランプ関連のステーブルコイン『USD1』を新規上場予定
世界最大手取引所バイナンスがWorld Liberty Financial発行のドル裏付けステーブルコインUSD1を5月22日に上場開始。BitGo管理で時価総額21億ドル規模。
13:30
米国のビットコイン保有者5000万人突破、金ホルダーを上回る=Riverレポート
River社が、米国でビットコイン保有者が5,000万人に達しゴールド保有者を上回ったと報告。米国の仮想通貨ビットコイン採用は世界をリードしているとして様々なデータを示した。
12:45
ワールドコイン、WLD価格10%上昇 新たに200億円調達
仮想通貨プロジェクトWorld Network(ワールドコイン)が200億円分のWLDトークンをa16zとベインキャピタルに売却し資金を調達し、米国展開を本格化へ。
12:03
ビットコイン史上最高値11万ドル突破、専門家の年末20万ドル予測も
ビットコインが史上最高値を更新し、11万500ドルを記録した。英スタンダード・チャータード銀行は年末20万ドル、著名投資家は8月15万ドルを予測する理由を解説。ブラックロックCEOの後押しやトランプ政権の規制緩和、米財政不安によるヘッジ需要が上昇要因に。
11:10
「ビットコインは最大100万ドル到達へ」金持ち父さん著者キヨサキ
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインの価格が50万ドルから100万ドルに到達すると予想。今回の予想の背景には、米国債入札の低調さがあるようだ。
10:55
VanEck、アバランチ投資ファンド「PurposeBuilt」を立ち上げ
資産運用大手VanEckが仮想通貨アバランチ上のプロジェクトに投資する新ファンドをローンチする。長期的価値を重視し価値ある事業を進めるプロジェクトに投資していく。
10:20
4月に新規採掘超えのビットコイン売却、マイナーの資金難鮮明に 5月の急騰直前=レポート
仮想通貨ビットコインマイニング企業が4月に生産量を上回る115%のビットコインを売却し5月の価格上昇の恩恵を受けられず。ハッシュレート競争激化の中、CleanSparkが40EH/s超え、IRENがRiotを抜き3位に浮上。
09:20
12億円でイーサリアム追加取得、米上場のBTCS社 ETH保有量38%増
米ナスダック上場BTCSが842万ドルで3450ETHを追加取得。保有量12500ETHで38%増。イーサリアム戦略強化でステーキング収益拡大を目指す。
08:25
二代目ソラナスマホのSeeker、独自トークン「SKR」発行へ
仮想通貨ソラナのスマホを開発するソラナ・モバイルは、独自トークンSKRを発行する計画を発表。Seekerの正式な出荷開始日は2025年8月4日に決定した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧