はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

グーグルクラウド、仮想通貨決済導入へ 米コインベースとの提携発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨決済導入へ

グーグルクラウドと米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは11日、長期の戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

両社で協業し、Web3のイノベーションを加速させるため、エコシステムや開発者にサービスを提供することが目的。また、グーグルクラウドとコインベースは事業において、お互いのサービスを活用する。

具体的にグーグルクラウドは、一部の選ばれた顧客に対し、クラウドサービスの決済に仮想通貨を利用できるようにして、その際にコインベースの決済サービス「コインベース・コマース」を導入。決済手段の選択肢を拡充する。

一方コインベースは、取引やデータに関する最新のサービスを構築する際、グーグルクラウドのサービスを利用。ブロックチェーンデータを処理したり、グローバルに仮想通貨サービスの提供を広げたりするために、グーグルクラウドの技術を導入する。

また、Web3の開発者が、グーグルクラウドの「BigQuery」というプロダクトを使用し、仮想通貨のパブリックなデータセットにアクセスできるサービスを提供。コインベースのサービスと合わせることで、高価で複雑なインフラがなくても、開発者が即座に信頼できるWeb3システムを運用できるようにする。

さらにグーグル社が、カストディやレポートのような機関投資家・企業向けの仮想通貨サービスのために、「コインベースプライム」を活用するとも説明した。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理すること、またはそのサービスを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。

▶️仮想通貨用語集

今回の発表に際し、グーグルクラウドのThomas Kurian CEOは以下のようにコメントを寄せている。

我々は、Web3の開発を速く容易にできるようにしたい。今回のコインベースとの提携で、この目標に一歩近づいた。

当社が特化するのは、摩擦のなく我々の技術を利用できるようにすること。それが実現できれば、顧客はWeb3のイノベーションに集中できる。

また、コインベースのBrian Armstrong CEOは以下のように述べている。

グーグルクラウドが、当社をパートナーに選んでくれたことを嬉しく思う。

Web3エコシステムへの架け橋になるというビジョンを遂行するために、これ以上のパートナーはいない。

コインベース・コマースとは

今回のパートナーシップで、グーグルクラウドが仮想通貨決済を導入すると説明しているが、どの銘柄を利用できるようにするかは記載されていない。コインベース・コマースの公式ウェブサイトでは、以下の銘柄が利用可能だとしている。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)
  • ドージコイン(DOGE)
  • DAI
  • USDC

初期設定では全ての銘柄を利用することが可能。一方で、コインベース・コマースを利用する企業が、受け付ける仮想通貨をこの中から選択できるようにもなっている。

公式発表には記載がないが、「CNBC」は、2023年の初めにグーグルクラウドが仮想通貨決済を導入する計画だと報じた。

関連仮想通貨取引所コインベースとは|投資家向け情報と注目ポイント

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/24 木曜日
21:00
プルーム・ネットワーク、元SEC幹部のサルマン・バナエイ氏を法務顧問に迎える
実物資産トークン化の大手プルーム・ネットワークが元米国証券取引委員会(SEC)上級特別顧問のサルマン・バナエイ氏を法務顧問に迎え入れることを発表した。アポロやKKRなど180社以上と提携する同社は、これまで避けてきた米国市場への本格進出を視野に入れ、TradFiとDeFiの架け橋となる取り組みを加速させる
17:04
XRPレジャー国内採用の促進へ、XRPL Japanが始動|TEAMZ WEB3 AI SUMMIT
TEAMZサミットで古川舞氏がXRPL Japanの設立を発表した。日本人NFTクリエイターの活躍支援や企業向けXRPレジャー導入を推進する。セッション後に実施したインタビューでは、XRP(リップル)に関連するRWA、NFT分野への注力も明らかに。
17:00
金価格高騰で急成長する金連動型トークン市場、テザーゴールドとパックスゴールドが牽引
金価格が史上最高値を更新する中、テザーゴールド(XAUT)とパックスゴールド(PAXG)を中心とした金連動型仮想通貨の市場規模が急拡大している。金の安定性とブロックチェーンの利便性を融合させたデジタル資産として注目されており、今後更なる成長が期待されている。
16:52
メタプラネット、ビットコイン保有5,000BTCに到達 20億円分の追加購入で
メタプラネットが新たに暗号資産(仮想通貨)ビットコインを20億円分追加購入し、累積保有数5,000BTC・総額641億円に到達。独自の財務戦略で2025年末目標1万BTCの半分を前倒し達成となる。
14:00
メルカリ、XRPを三つ目の取り扱い銘柄に 仮想通貨取引サービスで
メルカリ子会社のメルコインがXRP取引サービスを4月24日より開始。メルペイ残高やポイントで1円から購入可能。既存のBTC・ETH取引に加え第三の選択肢も提供。
13:47
バイナンス、ALPACAなど4銘柄を5月2日に上場廃止へ 価格急落
バイナンス(国際版)がALPACA、VIB、PDA、WINGの上場廃止を決定。対象銘柄は最大28%下落し、市場に影響を与えている。廃止理由や各通貨の概要も解説。
13:15
東電関連企業GGGとDEAが共創、Web3×地域観光×市民参加型ゲームでインフラ保守の未来を切り拓く
ゲーム関連のDEAと東電らの関連会社であるGGGが合弁会社「Growth Ring Grid」を設立。「インフラの民主化」をテーマに、ゲーミフィケーションとWeb3技術を活用した参加型社会貢献ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」の社会実装を拡大。
12:45
ライオット、コインベースとビットコイン担保で142億円の融資契約を締結
マイニング大手ライオット・プラットフォームズがコインベースと1億ドル上限のBTC担保融資契約を締結した。また、ビットコイン購入戦略も取っており、19,223BTCを保有している。
12:09
ビットコインETFに過去最大級の資金流入、純資産総額1000億ドルの大台に
トランプ関税ショックの懸念後退に伴い、ビットコイン現物ETFに過去最大級となる9.3億ドル/日が流入。純資産総額は1000億ドルの大台を突破した。コインベース幹部は『個人投資家が撤退する中、政府系ファンドや機関投資家がインフレヘッジとして積極採用』と市場構造の変化を指摘する。
11:20
ビットコインの比較的低ボラティリティが企業採用を促進=ブルームバーグ・インテリジェンス
ブルームバーグ・インテリジェンスは、株式市場より低いビットコインのボラティリティが企業によるBTC採用を促進する可能性を指摘。現在Strategyが53万以上のBTCを保有し企業保有量トップ。新会計ルール導入を前に企業の姿勢に注目が集まる。
10:05
ステーブルコインの普及狙い、ペイパルがPYUSDで年率3.7%の利回りサービス開始予定
決済大手ペイパルが、ステーブルコインPYUSDで年率3.7%(予定)の利回りプログラムを米国ユーザー向けに提供開始予定だ。PYUSDは加盟店での決済などにも使用できる。
09:35
Web3サッカーゲーム「FIFA Rivals」、6月に正式にローンチへ
Mythical Gamesは、Web3サッカーゲーム「FIFA Rivals」のローンチスケジュールを発表。5月に地域を限定してプレリリースを行い、6月に世界規模でローンチするとしている。
08:50
ビットコイン急反発、トランプの手のひら返しに反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、トランプ米大統領がFRBパウエル議長の解任発言を撤回したことや、対中関税に対しても緩和姿勢を示したことが市場に好感され、米株価指数と連動するかたちで上昇した。
08:25
イーサリアムの価格動向分析 潜在的売り圧水準やETF資金流入反転などに注目
仮想通貨イーサリアムの価格動向についてグラスノードが次の売り圧(供給壁)の可能性を指摘。機関投資家のETF資金流入再開と大口投資家の大量購入、さらにヴィタリックによる最大100倍の性能向上をもたらす「RISC-V」提案が注目を集めている。
07:45
イーロン、業績低迷でDOGE省の関与時間を大幅縮小 テスラはビットコイン保有を継続 
テスラは25年3月末時点で仮想通貨ビットコインを11,509BTC保有しており、これは1,550億円に相当する。同社のビットコイン保有戦略も投資家からの注目度が高い。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧