はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

前週末にかけてアルトコイン反発、GALAは前週比165%高

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

9日の米NY株式市場では、ダウは前日比112ドル(0.3%)安と反落した。

12日にはCPI(米消費者物価指数)を控えており様子見基調となりやすい。インフレ鈍化が市場想定ほど認められなかった場合は大幅下落するおそれもある。

関連:10日朝の金融市場短観|米IT・仮想通貨関連株が全面高

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比0.2%高の17,191ドル。

BTC/USD週足

先週末にかけてイーサリアム(ETH)が前週比9.3%高となるなど、アルトコイン相場が全面高に。暗号資産デリバティブ市場では、200億円相当のショートポジションがロスカットされた。

CoinGlass

個別銘柄ではGALAが前日比26.6%高、前週比165%高となった。

ハリウッドの人気俳優ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)とマーク・ウォールバーグと提携し、2つの映画制作を行うことが材料視された。

映画チケット購入特典としてNFT(非代替性トークン)などのデジタル資産を入手できる見込み。GALAは、ブロックチェーン技術を活用した没入型エンターテインメントを提供するGala FilmsとGala Musicの取引手数料(Gas代)としても機能するという。

一時8.3ドルまで下落したSOLの反発も続いており、2週間足らずで2倍近くの16ドル台まで回復した。

破綻したアラメダ・リサーチの影響で過去数ヶ月間大幅にアンダーパフォームしていたが、アラメダの依存脱却とSolanaエコシステム活性化目的にエアドロップされたミームトークンBonk Coin(BONK)が高騰するなどして出来高を牽引したほか、売り超過にあったFunding Rate(資金調達率)を背景にショートスクイーズを引き起こしたとの指摘がある。

10日には、Google CloudがWeb3への取り組みを加速させるため、元BlockFiの元役員であるRishi Ramchandi氏をプロジェクトリーダーに任命。ブロックチェーンノードエンジンでイーサリアムに次いでソラナ(SOL)にも対応するとの情報が出回った。

GoogleはFTX破綻直前の昨年11月、ソラナの年次カンファレンスでノードホスティングサービス「ブロックチェーンノードエンジン」のサポートのほか、Google Cloudがソラナのノードバリデータとしてのネットワーク参加することなどの提携発表を行なっていた。

Googleのウォレットアドレスと思しきエンティティが1SOL=10ドル台で購入したとの観測もあるが、信憑性については疑問視する声もある。

デジタル資産のフロー

資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、暗号資産(仮想通貨)投資信託などのデジタル資産に対する機関投資家および適格投資家の資金フローは、ビットコインは3週連続で650万ドルの流出を記録しており、2023年初頭のセンチメントは依然ネガティブであることを示唆している。

一方、有価証券性について米SEC(証券取引委員会)と裁判で争い最終局面を迎えるXRPは300万ドルが流入した。先週の運用資産の内9%を占める。

CoinShares

なお、XRPホルダー向けに行われた20年12月12日のスナップショットを基に、Flare Networks(FLR:旧Spark)のエアドロップが行われる。国内取引所では、bitbankやSBIVCがFLRの付与と上場予定を発表した。

今回の付与数はFlare Networksのトークン配布ルールに従い、エアドロップ権利を有するXRP保有数量の15%に留まる。残りの85%については、2023年1月14日に行われる予定のガバナンス投票により決定される。

関連:bitbankとSBIVC、フレア(FLR)取り扱いとエアドロップ付与を発表

GMラヂオのアーカイブ公開

今回の特別ゲストは、Web3(分散型ウェブ)大手企業アニモカ・ブランズの会長を務めるYat Siu氏と、Darewise EntertainmentのBenjamine Charbit氏が参加。Web3ゲーム・NFTの今の課題やDarewiseの自社タイトル第一弾「Life Beyond(ライフ・ビヨンド)」、そして業界の展望について語っている。

関連第2回「GM Radio」開催へ、ゲストはWeb3大手アニモカ・ブランズの会長ら

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧