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10日朝の金融市場短観|米IT・仮想通貨関連株が全面高

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1/10(火)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,518ドル -0.3%
  • ナスダック:10,658ドル +0.8%
  • 日経平均:9日休場
  • 米ドル/円:131.8
  • 米ドル指数:103.1 -0.6%
  • 米国債10年:年利回り3.5% -1.1%
  • 金先物:1,875ドル +0.3%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:17,230ドル +1.5%
  • イーサリアム:1,323ドル +4.2%
  • ソラナ:16.4ドル +20%
  • GALA:0.04ドル +24.5%

本日のニューヨークダウは序盤では買い先行で始まったが、終盤に入って反落。-112ドルだった。今週、米CPI(消費者物価指数)の発表と大手銀から始まる10〜12月期の決算発表がある。

  • 1月12日(22:30):米消費者物価指数(CPI)
  • 1月13日:1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
  • 1月18日:米12月小売売上高・卸売物価指数(PPI)/コア
  • 1月20日:日本12月全国消費者物価指数(CPI)
  • 2月2日:FOMC政策金利発表・パウエル議長の記者会見

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米国で先週末に発表された12月の月次雇用統計は、市場予想を上回る22.3万人の増加を記録し、失業率も過去最低水準の3.5%にまで低下した。しかし、ドルは平均時給の伸びが予想を下回っており鈍化しつつあることから、2月のFOMCでの0.25%利上げが見込まれて売りが強まった。なお、米国10年債利回りは3.75%から3.5%まで低下した。

出典:Tradingview

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米国株

米国株はIT・ハイテク株が先週末から勢いを保ち、リスク選好の雰囲気が継続。個別銘柄では、アリババ+3.3%、アルビレオ(バイオ医薬品)+92%、アマゾン+1.8%、マイクロソフト+1.1%、アップル+0.6%、テスラ+6%、メタ-0.25%、コインベース+15%、マイクロストラテジー+9%、ハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズ+16%、コア・サイエンティフィック+22%。

テスラについては週末に、中国で大幅な値下げを行い、値下げ前の価格で購入したオーナーらから返金を要求される事態が発生。テスラは6日、中国市場で競争力を高めるため、モデル3とモデルYの価格を大幅に引き下げた。

テスラは米上場企業の中でマイクロストラテジーに次ぐ最もビットコインを保有する非マイニング企業であり、今も9,720 BTCを保有しているとされる。

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なお、Tipranksの分析によると、チップ業界はFRBの金融引き締め開始や高インフレから厳しい状況に置かれていたが、Nvidia(5%)とAMD(5%)が先導し反発の兆しを見せているという。FRBの利上げ緩和が期待されており、テックセクターにとって良い動きになっているとした。金利の上昇により、債務返済額が増大し、将来の生産的投資が減少し、借り入れコストの増加が利益率の低下につながるため、利上げペースの鈍化はハイテクのキャッシュフローを改善する好材料となる。

NvidiaとAMDは仮想通貨マイニングGPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)も製造している。

出典:Tradingview

仮想通貨相場

仮想通貨市場は週末から続伸。特に上位銘柄ではソラナやADA、イーサリアムの流動的ステーキング銘柄(LSD系銘柄)、そしてAI関連銘柄などのパフォーマンスが目立った。以下が過去一週間の騰落率。

  • LDO(イーサステーキング関連):+77%
  • RPL(同上):+21%
  • FET(AI関連):+60%
  • ORAI(同上):+58%

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また、ゲーム関連銘柄のGALAは昨夜高騰し一時60%高。Gala GamesがGALAトークンが従来のTOWNトークンに取って代わりTown Starというゲームのネイティブトークンになることを発表した。また、関連プロジェクトのGala Filmsで米国の著名俳優ドウェイン・ジョンソン氏とマーク・ウォールバーグ氏と提携することがリークされて材料視されたようだ。

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|38ドル(+15%/+15%)
  • ハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズ|2.1ドル(+16%/+16%)
  • コア・サイエンティフィック|0.086ドル(+23%/+23%)

仮想通貨関連株は仮想通貨相場の続伸で大幅連れ高になった。マイニング関連銘柄ではコア・サイエンティフィックは2022年12月において米国の大雪などの悪天候にもかかわらず採掘したビットコイン数が前月比5.8%上昇したことを発表した。同社は12月21日にテキサス州で米連邦破産法11条に基づいた破産申請を行った。採掘事業を継続しながら収益を債務返済に充てようとしている状況だ。

出典:Tradingview

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GMラヂオ第二弾 アーカイブ

今回の特別ゲストは、Web3(分散型ウェブ)大手企業アニモカ・ブランズの会長を務めるYat Siu氏と、Darewise EntertainmentのBenjamine Charbit氏が参加。Web3ゲーム・NFTの今の課題やDarewiseの自社タイトル第一弾「Life Beyond(ライフ・ビヨンド)」、そして業界の展望について語っている。

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暗号資産(仮想通貨)交換業者Zaifは1日、ビットコインやイーサリアムの暗号資産FXサービスの終了と「第一種金融商品取引業」の廃止を発表した。
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ソーシャルマーケティング株式会社がWeb3企業向けのマーケティングSaaSツール「ソシャマ」の提供を開始した。仮想通貨やNFTを取り扱うWeb3事業者が抱える、ツイッターなどソーシャルメディア上でのマーケティングニーズに対応する。
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東京都政策企画局は、デジタル証券(セキュリティトークン)発行支援事業の開始を発表した。これは、ブロックチェーン技術の広範な活用を促進し、スタートアップ企業の資金調達を多様化するための取り組みだ。
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EUは、ビットコインなど仮想通貨に関する包括的な規制案「MiCA」を正式承認した。ステーブルコインに関する規定は2024年7月から、その他規定の多くは2025年から発効する予定である。
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Huobiは、香港の仮想通貨関連の新組織に加わることを発表。この組織は、香港を世界最大の仮想通貨市場にすることなどをミッションにしている。
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PayPalベンチャーズなど、仮想通貨ウォレットサービス「Magic」に72億円出資
仮想通貨ウォレットプロバイダーMagicは昨日、72億円(5,200万ドル)規模の戦略的資金調達ラウンドを終えたことを発表した。
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05/31 水曜日
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ビットコインの採掘難易度、過去最高値更新へ
翌年に「半減期」を控えるビットコインマイニングの採掘難易度が過去最高値を更新する見込み。Ordinals プロトコルおよびBRC-20トークン需要やAI(人工知能)流行に伴う半導体企業の成長などを受け、マイナー間の争奪戦が激化している。

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