はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン弱気相場払拭ならず・昨日の暴騰の全容が明らかに|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコイン相場は、9つのビットコインETFが否決発表されたことで、弱気相場の払拭には至らなかった。また海外メディアの報道で、昨日の価格暴騰の全容が明らかになりつつある。

仮想通貨市場

24日、25日のマーケットレポートは以下の記事から

CoinPostの関連記事

ビットコイン価格下落を耐え抜くも、投資家が再び中国政府の動きに危機感を感じる理由|仮想通貨市況
ビットコイン相場は24日、9つのビットコインETF否決による相場を重要サポートラインを割ることなく耐え抜き、相場は再度上向きに転換。しかし、中国政府の今後の動きに仮想通貨市場の長期的な危機感が感じられる展開に。

ビットコイン相場は23日、昨日のBitMEXのメンテナンス午前1時付近で下値サポートラインとなっていた73万2000円を割ったことで、約2万円の下げ幅を記録、午前5時にProShares版ETFの否決発表 が1日早まる形で報道された事で、もう一段価格を下落させました。

今回のETFの発表は、前回同様日時が早まる形で明らかになりましたが、ウィンクルボス兄弟の否決やCboe関連ETFの可否判断延期時とは異なり、発表後の相場急落は3%ほどの下落で留まりました。

出典:TradingView

昨日確認された 、BitMEXのメンテナンスによる相場急騰の全容が明らかになりつつありますが、その中の注目点が同社がツイッターで発表した、メンテナンスの間に仕掛けられたDDoS攻撃です。

BitMexは、日本時間同日の10時30分に「キャンセル・オンリー」機能が再開される予定であったものの、ユーザーから口座へアクセス不可能と報告を受け、更にメンテを5分間延長するとツイッターで公表。

当時の状況に関して、「サービスを再開する際に大規模DDoSを受けた」と明かしています。

海外メディアambcrypto.comなどの報道によると、当時の攻撃の全容は以下の通りです。

一回目の急騰は、メンテナンスが開始される日本時間22日10時となりますが、この当時Bitfinexの価格のみ他の取引所に先行して価格が急騰、当時USDTがBitfinexに送られていたことも含め、同取引所から価格操作が行われた可能性を指摘。

二回目の急騰時には、BitMEXのメンテナンス明けを狙いDDoS攻撃が仕掛けられ、ユーザーが身動きが取れなくなったことが影響し、ショートポジションのユーザーが強制清算された事が指摘されています。

昨日時点では、攻撃時に、ショートポジションでの取引量が非常に高かったためか、ショートの踏み上げと考えられていました。

2つの悪材料要因

ビットコインETFの可否判断の発表は、ProSharesが申請する2つのETFに限定されると考えられていましたが、先日延期発表があったDirexionを含め、合計で9つのETFが一斉に非許可となり、許可されなかった理由は価格操作や詐欺対策の欠如を理由に挙げた他、将来性などの説明が不十分であるとするなど、ウィンクルボス兄弟のETF否決理由と同じものとなりました。

これら9つのETFも基準レベルに達しなかった事が明らかとなったことで、残るは大本命とされるCboe関連のVanEck版ビットコインETFのみとなりましたが、今回これら9つのETF否決発表が同時に行われたことは、否決報道が連続する事による継続した相場の下落を抑えられたという点で、今回のSECの判断は素晴らしいものであるといえます。

この他にも、本日は悪材料が数件報道され、その中で最も注目を集めたのが中国関連の動きです。

2017年夏まで世界の仮想通貨取引量を圧倒していた中国が突如仮想通貨全面禁止令を発表、大暴落相場となったチャイナショックから、早1年となりましたが、本日に入り中国が国内からの海外取引所アクセスを完全禁止する方針を固めた事が明らかになりました。

中国ベンチャーキャピタル企業DHVCの社長Dovey Wan氏は、中国政府は通常1年経過したら実行した規制の効力を再検討する傾向が見られるといい、昨年9月に発表された仮想通貨全面禁止令につき、今後の更なる強制手段が講じられる可能性があると言及していますが、禁止後も未だ多くの中国人が国外取引所へ避難し取引を続けていた現状が明らかになっていることから、より厳格な禁止体制が国内で敷かれる状況は、仮想通貨市場にとって大きな痛手となる可能性があります。

年末時点の推定価格は

米フォーブス誌に情報提供するTrefis Teamが示すBitcoin Price Estimatorによれば、推定出来高とユーザー数による月平均価格と、可能となる価格レンジというメカニズムを元に、ビットコインの年末価格を予想していますが、弱気相場が続いた現在の状況を受け、当初推定されていた10,500ドル(115.5万円)から9,500ドル(104.5万円)前後に下方修正まで下方修正を行なった事が明らかになりました。

出典:Trefis Team Data

しかし、下方修正こそされたものの、100万円を超えている他、ビットコインのユーザー数は12月中旬時点までで73%増加されることや、出来高も136%増加される事が推測されている事など、流動性の観点などを含めポジティブな観測の範疇に現在も収まっています。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

仮想通貨ビットコインの年内1万ドル水準は困難か:米フォーブス報道の価格推定データ
米フォーブス誌に情報提供するTrefis Teamの「BTC価格推定データ」は94%の確率で的中させている。ビットコインなどの需給を元に、年内BTC価格予想を115万円から104万円前後に下方修正した。
【速報】中国規制当局、124の海外取引所へのアクセスをブロックへ|仮想通貨規制を大幅強化する方針
本日、中国の金融規制当局の報道窓口とされている「上海証券タイムズ」は、中国の「国家フィンテックリスク対策局」が国内で利用可能となっている海外取引所を124社特定し、それらのIPアドレスを完全に封鎖する予定であると報道した。中国国内で密かに継続していた取引所へのアクセスを完全にブロックする意向だ。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

本日も仮想通貨関連銘柄は、全体的に反発。

昨日上昇を見せたマネックスグループ(8698)は4%弱の反落となりましたが、アクセルマーク(3624)が6.73%高、モバイルファクトリー(3912)が5.07%高となりました。

ソーシャルゲームの「アークザラッドR」配信に触発されて、オルトプラス(3672)がストップ高を付けたことで、ゲーセクが全面高。循環物色で、ブロックチェーン銘柄でもあるアクセルマーク、セレス、モバイルファクトリーなどが買われたものと思われます。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧