はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン7000ドル目前、価格を上昇に導いた3つの要因とは|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン7000ドル目前
ビットコイン相場は、米ドル建てで7000ドルに迫る勢いを見せている。日本時間午前に価格が大きく急騰したが、それには3つの価格上昇要因が考えられる。

仮想通貨市況

ビットコイン相場は、27日午前8時30分にbitFlyerのBTC/JPYにて74万3000円から76万6000円まで、2万円強となる上げ幅を記録、価格を急騰させました。

米CoinbaseのBTC/USD建では7000ドル目前まで迫ったものの、一時的に値動きは落ち着きを取り戻しており、6900ドル付近で推移しています。

出典:TradingView

追記

日本時間午前8時半の急騰に続く、2度目の価格上昇が見られ、ついに7000ドルを突破しました。(21時現在)

7000ドル水準となったのは、約20日来となります。

これにより、CBOE関連VanEck版ビットコインETFが9月30日まで延期されたことが発表され価格を大きく急落させた8月8日以降の最高値を更新、先日までの高値、かつ上値サポートラインとなっていた75万3000円(BTC/JPY bitFlyer)を超えたことは大きな変化点として見ることができます。

フィボナッチタイムターゲット

昨日の仮想通貨市況 でもお伝えした通り、日足bitFlyerにて、昨日から今日にかけてフィボナッチタイムターゲットではちょうど34日目といった節目となっていたことで、チャート上では綺麗に大きく動き、やや長めの陽線をつけました。

また、フィボナッチリトレースメント上でも節目の38.20%のレジスタンスラインを上抜け、ここを抜けきるかどうかの節目を迎えております。ここを上抜けて次のレジスタンスラインを目指していくか、抜け切らず再び下落するかに注目です。

出典:TradingView

USDTの動き

その他のファンダメンタルズ要因として注目されたのはUSDTの送金状況です。

8月27日夜、テザー社が発行するUSDTが、50,000,000ドル(55億円)相当送信されたことが、USDTをトラッキングするomniexplorer.info上で確認されました。

USDTの新規発行ではなく、送信履歴であるとされていますが、前回多額の資金が動いた8月22日、ビットコイン価格急騰の要因とされた、BitMEXのメンテナンスに合わせる形で買い仕掛けが入った可能性が指摘されており、この操作が行われたとされるbitfinexへ、当時USDTが送られていたと報告されていることから、今回の値動きに作用した可能性が指摘されています。

前回大きく値が動いたことでより注目を浴びていた状況から、投資家心理が価格上昇期待に傾いた可能性もあります。

ビットコイン先物ショートポジション数が最低値記録

先週、ビットコイン先物における投資家たちの下げ相場予想は去年12月発売以来最も低かったと記録されており、一か月に渡ったBTC下落相場の終わりの先取と考えられています。

8月21日までに取引されたネットポジション(ショート3426数ーロング2160数)が1266となり、Cboeのデータによれば、過去最低を記録したとしています。

出典:Cboe

今回のショートポジション減少は、ここ10週間で最多のネットポジション数1945から1266へと変化しており、6月からサポートラインとされていた6000ドルから脱したことの要因と考えられます。

執筆時(28日20時)、BTCは6900ドル前後で取引されていますが、コインデスクが考える今後のシナリオは以下の通りです。

シナリオ1:センチメント的に、6800ドルを乗り越えれば、7000ドルに向かうことは難しくはない。

シナリオ2:4時間足のチャートで、上昇トレンドラインを下回れば、上昇の勢いを弱め、再び6230ドルラインへ落ちる可能性も考えらる。

参考記事:coindesk

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

金融機関の着眼点が「ビットコイン」に移りつつある|Coinbase副社長が見る現在の仮想通貨市場
Coinbaseと米規制機関の動き 現在の仮想通貨市場の動きを左右しているのは、規制の大きな枠組みとして世界の各国政府...
4年で仮想通貨時価総額は様変わり|熾烈な競争の中で生き残る可能性のあるアルトコイン7選
仮想通貨市場が落ち込んでいる中、有識者であるQuittem氏が、今後生き残っていくアルトコインを様々な側面から考慮し、予想。ネオ、モネロ、ステラ、ライトコインなどが名を連ねた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
06:45
米バンガードが仮想通貨ETF取引を解禁、5000万人超の顧客にアクセス提供へ
ブルームバーグが報じたところによると、世界第2位の資産運用会社バンガードは12月3日から仮想通貨を主に保有するETFとミューチュアルファンドの取引を許可。遂に長年の保守的姿勢から転換。
06:25
米下院共和党が仮想通貨の「ディバンキング問題」を追及、チョークポイント2.0報告書を公開
下院金融サービス委員会の共和党議員が12月2日、バイデン前政権による仮想通貨業界への組織的な銀行サービス拒否を批判する53ページの報告書を公表した。ストライクCEOの口座閉鎖事例なども議論を呼んでいる。
05:55
ビットコイン8.5万ドル割れ、個人買い増しとクジラ失速が鮮明に=アナリスト指摘
ビットコインは12月1日深夜8.4万台まで続落した。大口保有者の購入鈍化と日銀の植田総裁によるタカ派発言が圧力となり、4億ドル以上の清算が発生。
12/01 月曜日
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHKなど報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧