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アバランチ(AVAX)、アップデート後に1時間のダウンタイム発生

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アバランチが1時間程ダウン

暗号資産(仮想通貨)アバランチ(AVAX)のブロックチェーンは、23日に実装されたアップデート「Banff 12(AvalancheGo v1.9.12)」後、約1時間に渡って停止した。

ネットワークが停止していた時間帯は日本時間で23日11時前後と見られ、主にEVM(イーサリアム仮想マシン)との互換性を特徴とする、アバランチの「Contract(C)Chain」が影響を受けた模様だ。

アバランチの開発企業Ava LabsのCOO(最高執行責任者)でチーフアーキテクトを務めるKevin Sekniqi氏は、v1.9.12にバグがあったことを認めつつ、ネットワークが既に安定しつつあることを強調した。

「一部のエクスプローラーは2時間以上ブロック生成が停止したことを示した」 出典:SnowTrace

ネットワーク復旧後もSnowTraceなどのエクスプローラーでブロックデータが更新されなかったため混乱も生じたがほどなく更新されている。

Sekniqi氏はアバランチのバリデーターノード運用者に、修正版のアップグレード「Banff 14(v.1.9.14)」へ更新するよう呼びかけた。

Ava Labsやアバランチは、今回のトラブルについて公式にコメントしていない(執筆時点)。

ネットワーク停止の影響で、韓国の暗号資産(仮想通貨)取引所UpbitやBithumbは、アバランチ(AVAX)の入出金サービスを停止したことを発表。大手取引所Binanceでも、アバランチで流通しているテザー(USDT)トークンなどの入出金がストップしたと報告されている。

関連:メッサリ社アバランチ分析「サブネット・バリデーターのAVAX需要に期待」

Banff 12とは

Ava Labsの開発長を務めるPatrick O’Grady氏によると、Avalanche Banff 12(v1.9.12)は新機能、最適化、およびバグ修正を目的としたもの。今後のCortinaアップグレードに向けた準備機能を実装した。また、Avalancheノードをシャットダウンする際に問題が発生する「スローシャットダウン」のバグも修正された。

Banff 12は前のバージョンである(v1.9.0)と後方互換性があり、その実装は任意とされていた。

アバランチと同様に、これまでに複数のブロックチェーンでブロック生成が停止する事態が度々確認されてきた。主にスマートコントラクトプラットフォームで課題となっている。

ソラナブロックチェーンは2月25日、処理速度とスケーラビリティ向上を目的にネットワークアップデート1.14を行っていたが、その過程でトラブルに見舞われ約18時間の遅延の末に1.13にダウングレードする処置を取っていた。

Solana Labsは1日、先週発生したトラブルについてレポートを発表。原因は未だ調査中とする一方で、再発防止策を打ち出した

2月にはポリゴン(MATIC)のブロックチェーンで157ブロックの再編成(リオーグ)が発生した。再編成(リオーグ)とは、分散型ブロックチェーンネットワークにおいて2つのブロックが同時に採掘(生成)された際に発生するチェーン分岐のこと。後続するブロック数の点でより長いチェーンが正規とみなされ、もう一方のチェーンは削除される。

これにより、取引の遅延や不確実性といったユーザーエクスペリエンスの低下、ノードのコストの増加といった悪影響を引き起こす。

一方、ビットコイン(BTC)は2009年に誕生して以来、約14年間に渡り安定したネットワークを維持している。また、他のブロックチェーンと比較してBTCハッシュレートは非常に高く(323.22 EH/s)、51%攻撃に対する耐性が強いと評価されている。

関連:ビットコイン・レイヤー2「Stacks(STX)」、年初来で約6倍に高騰

関連:ポリゴン、リオーグ問題解決に向けて再度アップグレードを計画か

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