第18回 GM Radio開催
CoinPostが新設したグローバル版であるCoinPost Globalが前回配信した第17回「GM Radio」では、ゲストにVoltageの創設者でCEOのGraham Krizek氏を招き、「ビットコインはWeb3の鍵となるか」を題材としたインタビューを実施した。
アーカイブは以下のツイートのリンクから聴くことができる。
📣This week's second #GMRadio will feature @voltage_cloud, which is making the Lightning Network easy.
— CoinPost Global (We're hiring!) (@CoinPost_Global) March 27, 2023
👥Our guest will be Founder & CEO @gkrizek
🎙️Tune in to hear about Lightning, Nostr, ordinals, sovereign rollups & more being built on Bitcoin!https://t.co/ldhj68LD7A pic.twitter.com/sQu65i3EdG
今回のゲスト紹介
第18回GM Radioは、4月3日(月)の21:00から「CP_Global」のTwitterスペースで配信予定。今回はゲストに、Connextのマーケティング部門のトップMax Lomuscio氏とSuperfluidの共同創設者Francesco Renzi氏を招待する。
Connextは第5回GM Radioにも参加。同社は社名と同じ「Connext」というプロトコルの開発に携わっており、このプロトコルでイーサリアム(ETH)のエコシステムで、異なるブロックチェーンの相互運用を実現しようと取り組んでいる。
同社が目指しているのは「ブロックチェーンアプリのユーザーが、どのブロックチェーンを使っているのか、どうやって異なるブロックチェーンに資産を送信するのかを意識しなくてすむようにすること」。
YouTubeのユーザーがグーグルのデータベースが分散されているのを意識する必要がないのと同様に、基盤のブロックチェーンを意識しなくても良い環境を構築することを目標にしている。
Connextは2021年7月、82もの投資家から1,200万ドル(現レートで約15億円)の資金を調達して注目を集めた。この資金調達では、ファンドや暗号資産(仮想通貨)取引所、ステーキングプロバイダ、L2創設者、エコシステムのプロジェクトやエンジェル投資家が出資している。
関連:第5回「GM Radio」、クロスチェーンUX最適化目指すConnextが参加へ
Superfluidについて
Superfluidも同様に、社名と同じ「Superfluid」というプロトコルを開発。Superfluidは、お金や資産をスムーズに送信するためのプロトコルである。
このプロトコルが有用なのは、給料や定額サービスなど、定期的に送金が必要になるケース。例えば、同社が開発する「Payroll」というソリューションを給料の支払いに使うと、複数の従業員への支払いを1つのトランザクションで行うことができる。
最初に金額等を設定すれば、給与を支払う人に必要な作業は基本的に、1つのウォレットに十分なお金を入れておくことのみ。支払いを開始したり、終了したり、内容を変更したりする作業はそれぞれ1回のトランザクションで行えるため、ガス代を最小限に抑えることが可能だ。
プロトコルはイーサリアムの仮想マシンで(EVM)稼働するため、公式ウェブサイトでは「Superfluidとは、EVMのスマートコントラクトのフレームワークである」とも表現している。
同社は2021年7月、シードラウンドで900万ドル(現レートで約12億円)の資金を調達したことを発表。この資金は「リアルタイムな金融経済の構築」などに使用すると説明した。
この資金調達はMulticoin CapitalやDelphi Digital、DeFiance Capital、コインベースの元最高技術責任者のBalaji Srinivasan氏、Aaveの創設者Stani Kulechov氏らが参加している。
今回の配信テーマは「秒単位の支払い」。GM Radioに初めて参加するSuperfluidに関する質問を中心に、ゲストにインタビューを行う。