はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

スクエニ、ゲーム配信企業「Elixir Games」と提携 Web3ゲームの普及促進へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3ゲームの普及促進へ

ゲーム配信プラットフォームを提供する「Elixir Games」は19日、大手ゲーム企業スクウェア・エニックス(スクエニ)と戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

パートナーシップの目的は、従来のゲーマーの間でWeb3の認知度を上げ、Web3ゲームの普及を促進すること。Web3技術を活用した高品質のゲームを見つけやすくして、従来のゲーマーにシームレスな体験を提供すると説明している。

Elixir Gamesは2018年に創設された米拠点の企業。従業員は米国だけでなく、欧州やアジアにも分散している。最初はデスクトップ向けのブロックチェーンゲームに特化していたが、Epic Gamesとの協業によって、Web2とWeb3における両方のPCゲームを配信するようになったという。

また、公式ウェブサイトによれば、マルチチェーンに対応しており、各種のウォレットサービスなどをサポート。イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、BNBチェーンなど、著名なブロックチェーンに対応している。

両社のパートナーシップについては、今後数カ月の間に追加で情報を公表すると説明。今回の発表の内容からは、スクエニのWeb3ゲーム事業をElixir Gamesがサポートするとみられる。

スクエニは2022年12月、Elixir Gamesが行ったシードラウンドの資金調達を、Sino Global Capitalと共に主導していた。

今回の発表で、Elixir GamesのCarlos Roldan CEOは以下のようにコメントを寄せている。

今回のパートナーシップで、Web3ゲームの一般利用者への普及が進むだろう。当社のユーザーは、従来のゲームと区別せずにWeb3ゲームで遊ぶはずだ。

2023年はすでに、ゲーム業界のより多くのリーダーがWeb3領域に参入している。この傾向は、今年さらに継続するだろう。

また、スクエニの事業開発ディレクターHideaki Uehara氏のコメントは以下の通り。

Elixir Gamesとのパートナーシップは、当社の、Web3における分散型ゲームの可能性の探究において、新たな一歩となる。

関連日本発の人気ブロックチェーンゲーム8つを紹介|廃猫

Web3とは

「次世代のインターネット」とも呼ばれ、ブロックチェーンを基盤とする非中央集権型のネットワークを指す。具体的にはNFT(非代替性トークン)や暗号資産(仮想通貨)などを含む。

情報の流れが一方通行だった初期のインターネットは「Web1」、現状の中央集権体制のインターネットは「Web2」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

スクエニとWeb3

スクエニは、2023年の年頭所感で「今年はさらにブロックチェーンゲーム開発を進めていく」と説明。新規事業開発の中でも、特にブロックチェーンを活用したゲームに注力しており、積極的な投資・事業開発を進めてきたと述べていた。

関連スクエニ年頭所感「ブロックチェーンゲームにさらに注力」

最近では、同社のNFTコレクティブルアートプロジェクト「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」が注目を集めている。今年2月には、NFTコレクティブルアートはイーサリアム、ゲームユーティリティはポリゴンのブロックチェーンを採用すると発表した。

関連スクエニの新NFTプロジェクト「シンビオジェネシス」、ポリゴンも採用へ

シンビオジェネシスは現在も開発が継続中。3月には、サービスローンチに先駆け、公式サイトの地図上で「メンバーカード(ポリゴン基盤のNFTアート)」を探す「トレジャーハンティングキャンペーン」を開始した。一方で、メンバーカードの申請が上限に達したため、その後に一時中断。現在もキャンペーン再開に向けて取り組んでいる。

関連スクエニの新NFTプロジェクト「シンビオジェネシス」、「トレジャーハンティング」開催

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧