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アービトラム、ARBトークンをDAOにエアドロップ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ガバナンストークンをDAOに配布

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2「Arbitrum(アービトラム)」は25日、ARBトークンのDAO(自律分散型組織)へのエアドロップ(配布)を開始した。

エコシステム内の125のDAOに割り当てられた1億1,300万ARBトークン(約210億円相当)を配布する形だ。アービトラムは19日より配布対象となるDAOのアドレス宛にテスト送信しており、その完了を受けて本格的な配布を始めた。

ARBトークンの主な受領者は、Treasure DAO、SushiSwap、Dopex、Radiant、Balancerなどだ。Treasure DAOとGMXは、割り当てが最も多く、それぞれ800万トークン。SushiSwap、Balance、Uniswap、Curve、Dopexは、それぞれ300万~500万トークンを受け取る予定である。

Arbitrumとは

Optimistic Rollupという技術を活用したL2ソリューションを開発するプロジェクト。イーサリアムのブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーンで処理することにより、ネットワークの混雑解消を図る。

▶️仮想通貨用語集

ARBトークンの役割

ARBは、コミュニティ主導のDAOによるガバナンスを可能にするトークンだ。

アービトラムは、イーサリアムのスケーラビリティ(拡張可能性)を向上させることを目的としているが、その上でセキュリティや信頼性を高める上でチェーンの分散化を重要視している。

「安全で分散化されたL2を構築するには、チェーン制御の中央集権的なポイントを取り除く必要がある」とする格好だ。しかし同時に、ロールアップ技術をアップグレードする際には、それを管理する者が必要となるとも指摘。

ARBトークンは、アップグレードを管理する力をコミュニティ内で分け持つ上で役立つものだ。ARBの保有者が、投票によって意思決定に参加することを可能にする。

アービトラムは、DeFiなどに最適な「Arbitrum One」とゲームなどに特化した「Arbitrum Nova」という二つのブロックチェーンを有しているが、ARBトークン保有者は、これら両方のプロトコルに関して投票できる形だ。投票権を、他の者に委譲することも可能となっている。

ロールアップとは

メインのブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーン(ブロックチェーン外)で処理することにより、ネットワークの混雑解消を図るスケーリング・ソリューション。

▶️仮想通貨用語集

3月にもエアドロップ

ARBトークンのエアドロップは、ある程度アービトラムへの参加スコアが高いユーザーに対して、すでに3月にも行われていた。

今回の、1億1,300万トークンの追加配布は、アービトラムを利用するDeFi(分散型金融)プロジェクト全体の流動性を高めるのに役立つと期待する意見もある。

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