Duke Fuqua School of Businessの教授であるCampbell Harvey氏は、アメリカでは今後紙幣に変わって国独自の仮想通貨が主要な通貨となるだろうと語った。
米デューク大は、全米で8位に位置する有名校であり、今回の発言が注目を集めた。
同氏は紙幣が仮想通貨に置き換わることで紙幣の偽造や脱税、闇市場での取引といった犯罪を解消できるとも指摘した。
また、すでにキャッシュレス化が進んでいるスウェーデンでは現金での決済は2%以下になっていることなどを例に挙げつつ、あらゆるものがデジタル化している現代において紙幣は合理的では無いと述べた。
各国政府がブロックチェーンの研究に勤しんでいる事実もまた、近い将来仮想通貨が通貨のメインとなることを確信させる要素だという。
Harvey氏はインタビューで「国独自の仮想通貨が途上国と先進国の格差を拡大することにつながるか」と聞かれると、銀行口座やクレジットカードを持っていない人の多い途上国の方がむしろ仮想通貨の採用による発展を加速させるだろうと話した。
参考記事:Duke professor says U.S. should replace paper money with national cryptocurrency
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