第4回 WebX Weekly
CoinPost Globalが24日に公開した4回目の「GM Radio:WebX Weekly」には、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを開発する「SafePal」のVeronica Wong CEOが参加している。
同社は、バイナンスやアニモカブランズといった大手Web3企業やアバランチ(AVAX)、ユニスワップ、Compoundのプロジェクトらとパートナーシップを組む企業。2018年にWong氏を含む3名が創設しており、本社はシンガポールにある。
企業のミッションは仮想通貨を所有する全ての人々をサポートすること。仮想通貨を初めて使用する人でも障壁を感じなくて済むように尽力している。
開発するウォレットはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など何千種類ものデジタル資産に対応。提供する主なプロダクトはモバイルアプリのウォレット、Chormeブラウザの拡張機能のウォレット、ハードウェアウォレットである。
また、SafePalのエコシステムで使用する「SafePal Token(SFP)」という独自のユーティリティトークンを作っていることも同社の大きな特徴。SFPトークンは、イーサリアムとBNBチェーンで発行されている。
プレゼントキャンペーンを実施
今回のポッドキャストでは、プレゼントキャンペーンを行う。後述する内容を行った人の中から抽選でプレゼントを行うため、以下の賞品を用意した。
- 国際カンファレンス「WebX 2024」のスタンダードチケットを計3枚
- SafePalのハードウェアウォレット「SafePal X1」を計3台
プレゼントに応募するために行う必要があるのは以下の内容。
- 「SafePal」と「CoinPost Global 」のXアカウントをフォロー
- YouTubeの「CONNECTV」をチャンネル登録
- Xの対象の投稿をリポスト
- 対象の動画に出てくるシークレットワードを4つ確認
- 対象のフォームを入力(シークレットワード要)
当選者は日本時間の来月7日12時に発表する予定だ。
ポッドキャストの内容
今回の配信のタイトルは「安全に仮想通貨を管理するために」。Wong氏のポッドキャスト(英語)は以下のリンクから聴くことができるが、ここから配信内容のポイントを紹介していく。
Wong氏には、企業の特徴についても改めて話してもらった。その際、同社の目的は「全ての人々が仮想通貨を容易かつ安全に所有・使用できるようになること」だと説明している。そして、チームにはハードウェアとソフトウェアの専門家がおり、バイドゥ、テンセント、ファーウェイなどの出身者が所属していると語った。
SafePalはアプリ内機能やチュートリアルを通して、ユーザー教育に力を入れているともWong氏は説明。人為的なミスが起きないようにしたり、技術を理解しやすいようにしたりする機能を実装して、「ユーザーが使いやすいこと」を優先していると話した。
また、仮想通貨領域の発展やトレンドの変化を察知するようにしているとし、ユーザーや市場の需要に基づいて機能の開発を行っていると語っている。
日本市場と今後の計画
今回のポッドキャストでは日本についても語ってもらった。SafePalは、日本のコミュニティで認知度を高め、同社のプロダクトを普及させることを計画している。
戦略的パートナーシップを促進して、ウェブサイトやコンテンツを日本語に翻訳したり、コミュニティを形成したり、信頼を高めたりしていくと説明。Wong氏は「当社は、日本のユーザーはプロダクトの実用性と技術を重要視すると認識している」と話した。
Wong氏は今後の計画についても、日本や韓国のような市場でローカライズを優先的に行うと説明。ほかにも今後は、ユーザーの利便性や資産の安全性を向上させるために異なるブロックチェーンの相互運用機能を改善したり、ハードウェアの中心的なコードのオープンソース化を進めたりしていく計画であると語った。